心洗われる身延山のオススメ紅葉スポット3選(11月)
皆さまこんにちは。身延在住のゆる身延です。今年は紅葉が少し遅いといわれていますが、身延山も紅葉の見頃を迎えました。本日は、身延山の紅葉オススメスポットを紹介します。
紅葉オススメスポット1 御廟所
日蓮聖人がお住まいになった地であり、お墓がある御廟所は、身延山の中でも自然の風情溢れる場所です。参道を歩きながら木々の紅葉を楽しめますが、早めに色づく御廟所寺務所である常唱殿(じょうしょうでん)脇の紅葉の美しさにも目を引かれます。
御廟所拝殿に向かう途中の霊山橋から臨む川と色づいた木々の景色は心洗われるものがあり、階段を上りきると頭上から降りかかるような紅葉。拝殿脇にも、見事な紅葉が見られます。
御草庵脇にある真っ赤に色づく紅葉は常唱殿脇と同様少し早めに色づきますので、身延山全体の紅葉のタイミングと合わせるのが少し難しいですが、御草庵跡の苔の緑とのコントラストがとても美しいです。
御廟所は久遠寺境内に比べ、ご参拝の方も少ないのですが、全体的に自然と諸堂宇の美観がとても整っていて、じっくりと紅葉を楽しんだり、写真撮影したい方にはオススメの場所です。
参道入り口の斜め向かい、赤い橋(三昧橋)の周囲でも色づいた木々が橋と美しい光景を見せてくれます。ただこちらは橋の幅が狭いので、車にはご注意下さい。
紅葉オススメスポット2 三門周辺
観光案内所の目の前にあり、日本三大門とも言われる巨大な三門。その周辺でも美しい紅葉を見ることが出来ます。
三門脇や裏手に色づく木々が見られ、すぐ近くにある竹之坊さんの境内でも見事な紅葉が見られます。個人的には竹之坊さんの山門を出た瞬間の三門と紅葉が一度に目に入ってくる様子が好きで、その美しさには毎年感動してしまいます。
紅葉オススメスポット3 焼けいちょう
西谷、せいしん駐車場近く、本行坊さん下にある大きな銀杏の木です。この焼けいちょうは身延山を焼き尽くした明治の大火の折、火元近くにありながら焼け残り、今もなお立派に茂っている大変生命力のある木です。秋が深まると、見事に黄色く色づいてくれます。
幹をよく見ると内側にえぐれるように炭化していて、ここまで炭化しながら生命を維持し続けている事例は珍しく、論文などにも取り上げられているほどです。説明板などがないため見過ごされがちですが、是非足を止めてご覧ください。
いちょうの葉が落ちると、細い脇道が綺麗に染め上げられます。
紅葉オススメスポット番外 本国寺
身延山から車で15分程、下山地区、国道52号線から少し入った場所にある本国寺さんは戦国大名武田氏の家臣であった穴山氏の屋敷跡にあり、日蓮聖人が御一泊された事でも知られます。
お葉つきいちょうが有名なお寺ですが、こちらのいちょうも身延山の焼けいちょうに勝るとも劣らない樹勢で、大変美しい色づきを見せてくれます。国道沿いに看板がありますが、少しわかりにくいため、通所介護おんわさんの斜め前の細い道を入るように意識されていると良いかと思います。
本国寺からすぐ近く、上沢交差点近くにある広大な県立公園クラフトパークでも、四季折々の花(特にバラが有名です)や紅葉が美しく、撮影スポットとしても人気です。上沢交差点から中部横断道下部早川インターへと向かう富山橋という大きな橋の上から下部方面の山々の景色も絶景です。
紅葉シーズン、是非身延山へお越し下さい!
身延周辺は山に囲まれていますので、お日様が当たり始めるのが遅く、14時過ぎには山に太陽が隠れてしまう場所もあります。場所により差がありますが、お昼前後が日当たりが良く、写真撮影にもよろしいかと思います。
また身延山へ至る国道52号線沿いの川越しに見える山々の彩りも目の保養になりますので、道中も紅葉を楽しみながらお越しください。
身延山情報へのリンク
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
2/11(火・祝) 正慶寺でお坊さんとの婚活コン(東京)