本殿は古来の「神明宮」の様式を正確に伝え、神明造の建築物としては唯一国宝に指定されています。また参道脇の大杉をはじめ、スギ、ヒノキなどがうっそうと茂る境内にや周辺の森（社叢）は、県の天然記念物に指定されています。

　仁科神明宮で人気を集めているのが『幸福守』です。

　このお守りは二十年に一度開かれる式年正遷宮際以降、「他とは違ったもので幸せをつかめるなら」と考案されたものです。

　優しい黄色と白糸、それに金糸で縫われた「幸福守」の文字が、シンプルながら上品ですね。

　こちらは特に若い女性や夫婦に人気があるそうですが、仁科神明宮のご祭神は日本神話でも最もストーリーの中核をなす神様でもある天照皇大神。

　太陽の神様でもありますので、この色は神様のパワーを思い切り届けてくれそうですね。

　それと目を引いたのが、『子授子宝御守』です。

　桃という字は、木と兆（きざし）という字からできていますが、この兆しは子授けの兆しを意味しているのだそうです。

　桃は古くから縁起の良い果物ですし、また不思議な力を持つとされています。このお守りには子どもを授かりたい方に、そんな力を届けてくれるのかもしれません。