日本のものすごい10人の住職(月刊住職編集部)
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月刊住職という雑誌があります。名前のインパクトからインターネット上でたびたび話題になることがありますが、基本的にはお坊さんがお寺社会の現状を知るための業界誌です。ちなみにほーりーはこの雑誌で8年以上連載を続けています。
そんな月刊住職ですが、編集部の方が全国あちこちのお寺を取材されており、その中から特徴的な活動をされている10人の住職をピックアップして紹介したのがこの本です。
例えば私もいろいろとお世話になっている、愛知県・大法寺の長谷雄蓮華住職。このお坊さんはラジ和尚としてラジオのパーソナリティ活動を行いながら、火事で焼けてほぼ何もかもがなくなっていたお寺を復興させました。
また修験道の聖地である奈良・吉野山で、ご本尊の蔵王権現をご開帳した林南院の田中利典住職。周囲の反対を乗り越えながら秘仏の公開に踏み切ったのは、お山が廃れていくという危機感からでした。
さらに女性として初の節談説教師として活躍する有隣寺・祖父江佳乃住職や、自然生態系の破壊を警告して鳥獣保護にかける大聖寺・小林隆成住職など、さすが全国からピックアップされただけあって個性派ぞろいです。
お坊さんと言えばお葬式でお経を読む人と思われている方は、こんな住職もいるんだときっと驚かれるでしょう。お寺についてもう一歩深く知りたい方は、この本を読んでみてはいかがでしょうか?