早良親王が天応元年（781年）に陸奥の反乱に対し、征討将軍の勅を受けて藤森神社に祈誓出陣したことに由来する駈馬神事が行われるなど、馬と関わりの深い神社です。特にお参りすると競馬が当たると言われていることから、競馬ファンが多く参拝しています。

　お守りも駆馬守り（賭馬守り）や勝馬祈願札、勝馬純金守、左馬ストラップ守、勝馬祈願絵馬など、競馬に関するお守りが多数あります。

　また健康関連での珍しいお守りに『腰痛除け守』があります。

　馬と関連の深い神社だけあって、馬や競馬に関する絵馬がそろっていました。まずは大胆に「馬」の一文字が書かれた絵馬です。

　また、競馬運を上げて頂けるような勝馬祈願絵馬もありました。

　馬関連以外では、学芸の祖とされる崇道天皇の絵馬があります。奈良時代末期の方で、藤原種継の暗殺事件に関与したとされ、淡路国へと流される途中で亡くなります。その後、怨霊として恐れられたという話も伝わりますが、こちらでは学業の神様として祀られています。

　なお、崇道天皇は早良親王の追号であり、亡くなられた後に送られたものであるため、歴代天皇には数えられていません。

　境内には『納札所』があり、こちらに古いお札やお守り、しめ縄などをお納めすることができます。