臨済宗妙心寺派の大本山です。

　毎週土曜日午後5時30分～日曜日午前9時に一泊二日の坐禅会『大衆禅堂』が開催されています（但し、1月、8月、12月は休会あり）。大衆禅堂とは在家の方や一般の方を対象とした坐禅会のことです。持参する物は寝間着、洗面用具、筆記用具と坐禅のしやすい服装（トレーニングウエア推奨）で、女性の方の着替え部屋は用意されています。参加される方は土曜日の受付（午後５時30分）までに夕食は済ませておいてくださいとのことです。

　また、毎月7・8日の二日間には朝6時から7時30分まで、大方丈で『妙心寺禅道会』が行われています。内容は坐禅と提唱（講座）で、申し込みは不要、直接会場へお越し下さいとのことです。毎月最終日（8日）には茶話会（菓子付き）も用意されています。

　写経は年中無休（ただし行事により、休止あり）で行うことができます。受付時間は9～11時と13～15時です。大方丈玄関で申し出て写経セットを選び、大方丈西の間で写経します。書写後、写経道場の仏様の前に納経します。

　妙心寺の境内はとても広く、北門から写経道場のある大方丈まで少し歩きます。写経体験は事前の予約は必要ないそうなので直接向かいました。

　大方丈の拝観受付で写経も受け付けられており、「般若心経」「白隠禅師座禅和讃」「延命十句観音経」「おかげさま（小学生用・幼児用）」から書写したい写経を選び、写経セットを購入します。

　写経セットには、写経用紙1枚・写経の栞、筆ペン、納経用返送封筒が入っていました。

　写経道場は定員8名ですが、広く椅子席もありこの日は私1人でした。道場までは案内の方がいますので、初めての場合は分からないことをお聞きすると良いと思います。

　入り口近くの椅子席に座り、写経の栞を一通り読み、写経開始です。

　妙心寺では法堂（天井の雲龍図・国宝の梵鐘）、大庫裏の拝観案内をされています。拝観者の方達や案内の方の声が時々聞こえてくる他は静かでした。

　般若心経はご先祖様の供養になるとお聞きしているので、ご先祖様の供養を祈願し、写書した写経用紙を仏様の前に納めて終了です。

　隣の部屋の仏様にお参りし、縁側で少し日向ぼっこをして、お庭を眺めてから妙心寺をあとにしました。予約も必要ないので受付時間内に来て席が空いていれば気軽に写経ができる感じです。