知恩院(京都市 東山駅)の見どころ
知恩院
電話 :075-531-2111(代) ウェブ :知恩院 住所 :京都府京都市東山区林下町400 アクセス:京都市営地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩8分 |
承安5年(1175)の春に比叡山から下りた法然上人が草庵を結び、「南無阿弥陀仏」を称えることで救われると布教されたことから知恩院が始まりました。
浄土宗の総本山で、一年を通して様々な行事が行われています。
建築巡り
知恩院の見どころは何と言っても、素晴らしい建築がたくさんあることです。まずお寺の入り口に建つ三門(国宝)は高さ24メートル、横幅50メートルもあり、その壮大な眺めにはいつも圧倒されます。
また三門と並ぶもう一つの国宝建造物・御影堂(みえいどう)も必見です。三代将軍の徳川家光によって建てられ、内部は宮殿や須弥壇など金装飾で彩られています。
そしてこちらの正面右手上部の軒下には、江戸時代初期に活躍した伝説的な名工・左甚五郎が置いたとされる忘れ傘があります。目を凝らすとわずかに傘っぽいものがありますので、見逃さないようにしましょう。
また大扉には蝉や亀などの落とし金の意匠もあります。こちらも気が付かないと通り過ぎてしまいますが、注意して探せばすぐに見つかります。
なお、御影堂では朝のお勤め(晨朝)が毎日行われており、参列することができます。時間は季節によって変わり、12~2月は6時30分、3~5月と9~11月は6時、6~8月は5時30分に開始します。所要時間は約1時間です。
他には集会堂、経蔵、方丈、唐門、勢至堂が重要文化財に指定されています。建築が好きな方はもちろん、そこまで興味がないよという方も、境内を回ってみる価値がありますよ。
大鐘楼
知恩院の釣鐘は高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンという巨大さです。除夜の鐘では17人が綱を引いて鐘を撞きます。大晦日に京都にはなかなか行けない方も、テレビ番組『ゆく年くる年』で見た方も多いのではないでしょうか。
縁結びの隠れスポット『濡髪大明神』
知恩院の境内を奥へ奥へと歩いていくと、濡髪大明神が祀られたお社があります。知恩院本堂を建てるために住処を追われた狐が、仕返しをしようとお寺の様子を伺っていたとき、住職の説法に聞き入ってしまって逆にお堂を守るようになったという言い伝えがあります。
この時、雨の中で説法を聞いていたので濡髪となり、濡れるという言葉が男女の情事と結びつき、いつの間にか「縁結び祈願」の祠となりました。
詳細は知恩院の縁結び情報に載せていますので、よろしければご参照ください。
お念仏を称える自動販売機
知恩院の境内には飲み物を買うと「南無阿弥陀仏」とお念仏を称える自動販売機があります。この声が聴きたくて、わたしもついついジュースを買ってしまいました。仏様やお坊さんの絵が前面に描かれていて、ほんわかしてしまいますね。
宿坊もあります!
宿坊研究会としては、やはり宿坊は欠かせません。知恩院の境内から道路を挟んだすぐ目の前に宿坊の和順会館があります。こちらは近年になって建て替えられ、きれいな和風ホテルのようになっています。
こちらもご興味ありましたら、知恩院和順会館の紹介ページをご覧ください。
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
2/11(火・祝) 正慶寺でお坊さんとの婚活コン(東京)