安産・子授けの神様として有名な神社です。「安産祈願」「子授け祈願」は毎日30分間隔で行われ、特に戌の日は多数の妊婦さんで賑わっています。この御利益は鈴乃緒（神前で神様を呼ぶ鈴に下げられた布）のおさがりをいただいた妊婦が腹帯として安産を祈願したところ、非常に安産だったことから広まりました。今でも鈴乃緒はお腹に巻き付ける「腹帯」と、小さく切られた「小布」が用意されています。

　境内には珍しい安産子育て河童や子宝犬などもあります。古来より犬はお産が軽く、安産の守り神として親しまれています。犬が描かれた絵馬もあり、子宝を願う方に人気があります。

　安産祈願で有名な神社で、私がお参りした時も２組ほど生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて、お礼参りに来ている夫婦がいました。これが土日や安産にご利益がある戌の日ともなると、たくさんの参拝者で賑わうそうです。

　また境内には子宝犬と安産子育て河童がいます。

　子宝犬の周りには干支が書かれた珠があり、自分の干支に対応する珠を撫でて安産を祈願すると良いそうです。また安産子育て河童は３匹の子河童がくっついており、ほほえましい姿です。

　そのほか、境内には妊婦さん向けの広告があったり、エレベーターの設置や境内禁煙の案内など、さすがに安産祈願者が多いだけあって、細かな配慮がそこかしこに感じられる神社でした。

　元々神社仏閣等巡りが好きで、なんとなく心が落ち着くので、良くあちこち行っていました。派遣社員として働いていた頃、たまたま水天宮近くの会社に短期で派遣されました。どうで有馬の水天宮か～等と感動し、近かったので、昼休み等よく水天宮を散歩したり、お参りもたびたびしました。

　そんなある日妊娠が分かり、（派遣でここへ来て）環境が変わったのが良かったのかと思っていましたが、知り合いから「それは水天宮の御利益では」と言われました。実は水天宮が子授け・安産にご利益ありという事は全く知らなかったのです。

　妊娠を焦っていた訳ではありませんが、結婚も7年を過ぎ、もしや不妊かと不安に思っていた矢先の出来事でした。早速お礼参りに行き、安産のご祈祷も受けました。重ねてのご利益か、無事安産する事ができ、感謝しています。