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妙蓮寺(京都市 堀川寺之内)の宿坊【くちコミ付き】

妙蓮寺

基本情報

妙蓮寺(京都市 堀川寺之内)

電話  :075-451-3527
ウェブ :妙蓮寺
住所  :京都府京都市上京区寺ノ内通大宮東入ル
アクセス:JR「京都駅」から市バス「堀川寺之内」下車、徒歩3分
駐車場 :あり
時間帯 :チェックイン18時。チェックアウト9時。
収容  :客室6室。最大10名。
【素泊まり】3800円 
(銭湯料金含む)
今はお寺の都合により受け付けていないそうです。

特徴・見所

 お勤め(朝6時30分から)は自由参加。お風呂はなく、銭湯を利用します。部屋にはエアコンがあります。


地図


ほーりー記

 妙蓮寺に宿泊しました。電話で予約し、その後FAXで申し込みます。京都駅から市バス9系統で30分くらい乗った「堀川寺ノ内」から、徒歩3分の場所にあります。宿坊には17~19時がチェックイン時刻なので、時間を計算しておいた方が良いでしょう。

妙蓮寺の宿坊

 宿坊は妙蓮寺の境内に入り、一番奥まった場所にある建物です。玄関には新選組が刀傷をつけたという柱もあり、歴史を感じます。宿坊の客室は全部で6室ありますが、私は2階の手前側にあった8畳の和室に案内して頂きました。

妙蓮寺の客室

 部屋には空調あり。歯ブラシや浴衣・タオルなどはありません。また、隣部屋とふすま一枚隔てただけなので、あまり大騒ぎはできません。この辺のシンプルさはお寺に泊まるこその風情です。

 ただし廊下には冷蔵庫があり、宿泊者が共同で使用できます。夕食は近くに少しですがお店があり、またコンビニも徒歩圏内にあったので、それほど困ることはありません。

 お風呂は宿坊になく、近くにある銭湯の入浴券がチェックイン時に渡されます(宿泊費に入っているため、別途お金は必要ありません)。歩いて10分弱の大宮温泉と、20分くらいの船岡温泉があり、宿坊の方の話では船岡温泉の方が大きいようです。

妙蓮寺近くにある銭湯

 私は近くの大宮温泉に入りましたが、テルマエ・ロマエ(大ヒットしたお風呂漫画)の最初の方に出てきそうな、昔ながらの銭湯でした。なお、鍵のかかるロッカーはあったので、貴重品は持っていっても大丈夫です。ただし宿坊で風呂桶と石鹸は借りられますが、シャンプーはないので持参が必要です。

 お風呂に入ったあとは9時が門限のため、そのまま宿坊へと帰ります。部屋では布団を自分で敷き、後は静かなお寺の風情を感じながらゆっくり就寝です。

妙蓮寺の本堂

 朝は6時30分から本堂でお勤めがあり、自由参加ですので参列させて頂きました。宿坊を出て待っているとお坊さんが出てきて、本堂の中に上がることができます。椅子を出して座ると最初に名前を聞かれ、お勤めの中で先祖代々の供養が読み上げられました。その後は大太鼓を叩きながら法華経やお題目が唱えられ、朝早起きして少し眠い中ですが、朗々と響く読経の声や太鼓の音を聞いていると、とてもすっきりとした気持ちになれます。音がドンドンとぶつかってくるようで、気持ちの良い時間でした。

 なお、途中でお焼香も進められましたが、宇宙の中で命を頂いたことを感謝しながら3回お焼香して下さいとの説明があり、とりあえず言われた形で仏様の前に出てお焼香をさせて頂きました。

 おつとめが終わった後はまたお部屋に戻り、荷物を整理して出かける準備。チェックアウトは8時30分と早めですが、朝食もないため後は出るだけです。もしも時間があれば10時から妙蓮寺の庭園などが拝観できるので、朝食を食べて戻ってきても良いでしょう。

妙蓮寺の庭園

 それと境内にある墓地の中には、忠臣蔵で有名な赤穂義士の遺髪墓もあります。歴史好きな方にはちょっとしたお参りスポットです。京都駅からは少し離れていますが付近には見どころも多く、観光にも便利な立地でした。

妙蓮寺の赤穂義士遺髪墓


宿泊者の声

 個室に泊まります。何もない部屋でしたが、クーラーはあるようです。こじんまりとしていましたが、「十六羅漢の庭園」は、素晴らしかったです。お寺の方もとても親切で、良い京都旅行が出来ました。


宿泊者の声

 妙蓮寺の方はとても気さくな方で、帰り際にいろいろは話を聞かせてくださいました。60過ぎのおばさんでしたが、「おばさんはこれからも、もっともっと元気で頑張るわヨ!」とおっしゃった言葉に、私まで元気をいただきました。


宿泊者の声

 HPにあった通り、とても親切なおばさんがやっていらして、出発の日に天気予報が雨、ということで不要の傘をくださいました。傘、とっても役立ちました。部屋にはテレビなし、8畳。門限は10時でした。銭湯用のタオル・石鹸・たらいは貸してくれますが浴衣、バスタオル、シャンプーなどは自分で用意。銭湯はサウナもついていてお寺同様、親切なおばあさんがいて、古き良き下町の感じでした。


宿泊者の声

 宿坊もひとり旅も初めてだったので不安でしたが、お寺の方がとても親切で不安もなくなりました。その日は予定外の台風で暴風雨の中、宿に着いた頃には膝から下はベタベタで、とてもそのままお寺に上がれる状態ではなかったのですが、タオルや新聞紙(靴の乾燥)を貸してくださった時はうれしくてちょっと感動でした。

 部屋にあるのは、布団、テーブル、冷暖房、ハンガーのみ。素泊まりで部屋の鍵はなく、トイレに行く度、貴重品を持って行くのが少し不便でしたが、とても貴重な時間が過ごせました。台風のため外には出られませんでしたが、次の日の朝、他の泊り客の方と一緒に「十六羅漢石庭」や「四季の襖絵」を見せていただき、宿の方と話をしてとてもよい体験でした。

 帰る間際には「○番に乗りなさい。」とバスでの行き方まで教えてくれ、ほんとに泊まってよかったなと思えるお寺でした。宿の方は、お母さんと呼びたくなるような感じの方でした。「次はお勤めにも参加してね」と言われたのでまた行こうと思います。他にも泊まりたいお寺がいろいろあるし、しばらくやみつきになりそうです。


宿泊者の声

 当日は日曜日で空いていた為、八畳二間続きを夫婦で使わせて頂きました。ちなみに前日の土曜日は満室だったとの事。銭湯の利用は事前に承知しており、それ自体にまったく不都合は無いのですが、宿坊の共同洗面所に給湯設備がなく、朝の髭剃りや寝癖直の際、若干不便に感じました。

 お部屋ですが通常の八畳間は可もなく不可もなくといったところでしたので、次に訪れるとしたら、十六羅漢庭園の隣に面した一階の十八畳大広間で泊まりたいです。天井も高く広大な空間での一晩は、寺院と言う非日常をより一層感じることが出来ると思うからです。ちなみに空きがあればお願いすることが出来るそうです。ただし大広間には冷暖房の空調設備がないので訪れる季節には注意。

 最後に蛇足ですが、食事なしでしたので、夕食には「昔の銭湯を保存してレストランに改装した『さらさ西陣』」でお手ごろな創作料理を。そして朝食は「Le petit mec」で出来たてのパンをそれぞれ頂きました。西陣界隈で、妙蓮寺から徒歩圏内のこれらの店は、どちらも個性的で味もよく、お勧めできると思います。


宿泊者の声

 そうだ! 京都行こう。とばかりに思いたったのは良いが、3日前にはたして宿坊が空いているものか? 寺務所にお電話してみると幸い空きがあるとのことなので、宿泊手順に従って執拗事項を書き込んだA4用紙ををコンビニからFAXいたしました。これで予約完了です。現地で急にもう1泊したくなり2泊目の連泊を申し出たところ快く受けていただけました。

 初日は夜行バスで京都に着いたので、早朝からフル活動。昼ごろチェックイン時刻のお電話を入れたところ、先に荷物だけ置いていってもかまわないとの事。明るいうちに大きな荷物だけお預けして、午後は身軽に動く事が出来ました。チェックインの予定の17時ごろには宿坊に着きました。

 ちなみにここは、食事は外食か持ち込みの完全素泊まり。風呂も無く銭湯チケットと【妙蓮寺】と書かれた洗面器+ケース入り石鹸を支給されて一泊3800円。外国からのお客さんが多いと聞いていたので、日本文化について夜中語り明かすか。と期待していたのだが、残念ながら今夜は私のみとの事。

「昨日までイケメンの外国人男性が一人で5連泊してたんだけど、惜しかったわね」

 と寺務員の女性。・・・確かにちょっと惜しいかも。

 客一人はちょっと寂しいが、一方寺内のお庭や障壁画を自由に見て回れるのは魅力だ。寺務員の女性が、「朝方と夕方では光の向きが変わるからまた感じが変わりますよ」と自由に見ていいと許可してくださったので、自分で各部屋の襖を開け放し、間近に寄過ぎない用の衝立ものけて、慎重にでも存分に四季の部屋の障壁画をあらゆるシチュエーションで楽しませていただきました。

 難題は夕食。門限が9時。それまでに銭湯へも行って戻ってこなければならない。すごく早い夕食をとって宿坊に戻るか、何か見繕って部屋食かだ。銭湯帰りにちょっと軽く・・・などと思っていたのだが、京都は中心部には様々なグルメスポットがあるがはずれの方になると外食できる店が極端に減る。夜遅くまでやっている店は更に少ない。

 その代わりと言っては何だが、通り沿いにスーパーの数がやたら多い。バス停一区画歩く間に3店舗あって競合しないのか? とこちらが心配したくなるほどだ。そしてそれらのスーパーには弁当や惣菜物がやたら充実しており、一人暮らし(?)のお年寄りや、会社帰りのOLさんたちがそれらを見繕って買って帰っている。それに見習い部屋食が無難かも。

 寺の名の入った洗面器を抱えて銭湯へ行くのも乙なものだ。地元の老若女の京言葉のお喋りを聞きつつお湯に浸かり、ほくほく歩いて暗い寺の山門をくぐって帰宅する。というのも不思議な感じ。

 基本的にはほとんど放置されるので自由に行動してよいが、私は寺務所の方との雑談で、ここは職場だから本当に四季折々、全ての季節の妙蓮寺をみています。まあ泊まらないので夜は見てませんけど(笑)。境内の桜のが咲いて散り始める時期の夕暮れなど、時間を忘れてうっとりしてしまうほど綺麗。障壁画も季節や時間によって見え方が変わってくるので私は拝観前後に戸を開け閉てしながら移ろっていくすがたを見ているんです。と語られていたのが印象的でした。

 今度は季節を違えて再訪しようと心に誓いました。


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 法鏡寺(人形寺)、西陣織会館、晴明神社、千本釈迦堂(大報恩寺)、大徳寺、相国寺、京都御所など。


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