粟田神社(京都市 東山駅)の見どころ
粟田神社
電話 :075-551-3154 ウェブ :粟田神社 住所 :京都府京都市東山区粟田口鍛冶町1 アクセス:京都市営東西線「東山駅」下車、東へ徒歩7分 駐車場 :あり |
社伝によると貞観18年(876年)に勧請された神社です。建速素盞嗚尊(たけはやすさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)を主祭神としています。京の七口(京都の七つの出入口)の一つである粟田口にあり、旅人の安全祈願がされてきたことから、旅立ち守護のご利益があります。
またこの付近は平安時代後期から刀鍛冶が多く住み、境内にある鍛冶神社は刀剣の神様として信仰されています。近年は人気ゲーム『刀剣乱舞』の聖地としても知られていて、多くの方が訪れています。
粟田神社の見どころ
東山駅から少し歩いたところにある神社です。鳥居をくぐって坂道になっている参道を登ると、気持ちの良い境内がありました。高台から街を眺められ、遠目に平安神宮の鳥居も見えます。
こちらの本殿・幣殿・拝殿が一体化した社殿は文政6年(1823年)に再建されたもので、江戸時代の複合社殿として価値が高く京都市指定有形文化財になっています。
またその手前にある神楽殿は檜皮葺の美しい建物で、こちらは文化財指定されていないと思いますが、ほーりー的にはこちらの方が屋根の形がかっこよくて好みです。
そして人気の鍛冶神社は、坂を上る前の境内入り口付近の駐車場内にあります。見た目はそんなに派手なものではないので、知らなければ見逃してしまうかもしれません。
刀剣乱舞ファンの方が、たくさん絵馬を奉納されていました。それにしても皆さん、ものすごく絵がうまいですね。
また境内には宝物館があり、自由に拝観できました。こちらには本物の刀剣が展示されていましたよ。
それとついでですが、この神社は新型コロナウィルスが流行し出した頃、手水のひしゃくを撤去したら寂しくなったと言われて氏子さんがアヒルを浮かべたら、バズって人気が出ていました。私がお参りした時も、たくさんの方が撮影されていましたよ。
粟田祭
毎年10月の体育の日には、粟田祭(粟田神社大祭)が行われています。午前中に境内に行ったらちょうど神事が行われていて、お神輿が境内から出発するところでした。
粟田祭の特徴の一つは、剣鉾が出ることです。これは道筋を祓い清めて悪霊を鎮め、神輿渡御の先導を勤める祭具です。長さが7~8mあり、重さは40~60kgにもなります。この剣鉾を真っすぐ持ち上げ、びよんびよんとしならせながら歩く姿は見ごたえありました。
さらに街中を渡御するお神輿を追いかけていくと、近くにある青蓮院門跡にたどり着きました。こちらで神主さんがお坊さんのお祓いをして、お坊さんがお神輿の前でお経を唱えていました。
神社とお寺が一体となってお祭りの儀式を行う姿が新鮮で、思わず食い入って見てしまいましたよ。
それと私が見たのは円山公園で行われていた別イベント時ですが、粟田祭の名物に大燈呂(だいとうろう)があります。青森のねぶた祭のルーツとも言われるもので、神様や歴史上の人物がかたどられていました。
こちらは牛若丸ですが、京都造形芸術大学の学生さんが造られた作品です。かっこいいですね!
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
2/11(火・祝) 正慶寺でお坊さんとの婚活コン(東京)