「かやつじんじゃ」と読みます。日本で唯一漬物の神様を祀る神社として有名で毎年8月21日には「香の物祭（漬物祭）」が行われています。また縁結びの神社としても知られていますが、ご利益があるのは雌雄二本の榊がつながって一本となった連理の榊（れんりのさかき）です。

　萱津神社の連理の木は古くから知られており、平安時代の歴史書「日本三代実録」には萱津神社に連理木があると記載され、陽成天皇から縁結びにまつわる物を献上するよう朝廷の命が出て、尾張からはこの連理木が報告されたと伝わっています。その後、陽成天皇が皇后を迎えて子宝に恵まれたことから縁結びのご神木となり、この故事にちなんだ縁結び祭（献榊祭）が毎年4月第二日曜日に営まれています。