浅草寺(東京都 浅草駅)のお守り【くちコミ付き】
浅草寺
電話 :03-3842-0181 ウェブ :浅草寺 住所 :東京都台東区浅草2-3-1 アクセス:・東武スカイツリーライン「浅草駅」下車、徒歩5分 ・東京メトロ銀座線「浅草駅」下車、徒歩5分 ・つくばエクスプレス「浅草駅」下車、徒歩5分 ・都営地下鉄浅草線「浅草駅」下車、A4出口より徒歩7分 |
災難除守 蓮弁守(病気平癒) 金鱗守 |
徳川家康が江戸に入る以前のはるか昔(628年)から浅草の地にあり、全国でも有数の歴史を持つお寺です。浅草のシンボル雷門や多くの諸堂が建ち、仲見世には様々なお店が並ぶ東京を代表する観光スポットでもあります。本尊は観音菩薩で人々の苦しみを除き、願いを聞いては楽しみを与えて頂ける仏様です。
様々な願いを聞き届けてくれる浅草寺の観音様ですが、勝運や金運のような、ある種ガツガツした願いより「毎日が安心してすごせますように。周りの人がみんな幸せでありますように」という、そんな穏やかな願いがぴったりくるお寺な気がします(これは私の勝手なイメージです。勝運・金運を祈っても大丈夫ですよ)。
そこでお守りもそうしたものに注目してみました。
まずは『災難除守』。中をぱかっと開けると、出てくるのは雷除けのお守りです。雷除けはほおずき市で有名な「四万六千日」の縁日のみに頒布される浅草寺の名物お守りですが、そのミニ版という感じですね。
開けるまでどんなお守りか知らなかったので、この雷除けが出てきて思わず嬉しくなりました。
ちなみに避雷針の設置が当たり前となっている現代では雷除けなどピンと来ないかもしれませんが、昔は雷はすぐに火事に直結する脅威の対象でした。地震・雷・火事・親父。火事より怖いのが雷なのです。
そして浅草寺で雷と聞いて、すぐに思い浮かぶのが雷門。ここの風神雷神も災害(風水害と火災)を防ぐために祀られているもので、雷除けはまさに全ての災難を防いでくれるお守りといえるわけです。
さらにもとをたどると江戸時代、アズキ色をした赤とうもろこしが雷除けになるとされて7月9~10日に浅草観音の境内で売られていました。が、明治の初めに不作の年があったため、代わりに出たのが竹串にはさんだ三角型のお札です。その後、とうもろこしは廃れて昭和9年ごろには姿を消し、この「雷除守護」のお守りが定着していったそうです。
お守りにもいろんな歴史や変遷があるようですね。
続いて『蓮弁守』。蓮と言えば仏教を象徴する花ですが、その蓮の花弁の形をした観音様が入っているお守りです。
こちらのご利益は病気平癒。病を患っている方は快方に向かうようにと願いを掛けて、身に付けると良いでしょう。
が、このお守りを持ってみての感想。重い。お守りの中の観音様は、一体何でできているんでしょう? やたらとごっついです。少なくとも普通のお守りではありません。これだけ骨太な観音様なら、きっと病魔も退散してくれるに違いありません。
そして最後に『金鱗守』。こちらはまさしく龍の鱗です。浅草寺の山号は「金龍山」と言い、雷門には金龍と天龍の龍神像も祀られています。この鱗はご本尊の出現を慶び(よろこび)天下ったという金龍を表しています。
3月18日と10月18日には、金龍の舞も奉納されます。観音さまのご縁日18日の「8」にちなんで、金龍は長さ約18m、重さ約88kgで、8名によって操られます。大きくうねり、ダイナミックに境内を飛び回る、迫力ある舞ですので、機会があればぜひご覧ください。
また、この金鱗守に書かれた梵字は、生まれ年に対応した仏様(守り本尊)を表します。私の場合は午年なので、勢至菩薩の「サク」です。このように浅草寺の仏様と、自分の守り本尊にダブルで守って頂けるお守りなのです。すてき。
ちなみに浅草寺の仏様は観音菩薩で、勢至菩薩とは対の仏様ですから、この組み合わせはワタシ的にはかなりマッチしています。
十二子守り本尊に名を連ねる仏様の中では圧倒的に影の薄い勢至菩薩ですが、たまには良いとこ見せてくれますね。そんないぶし銀のにくさも好みです。
あとはお守りではないのですが、本堂落慶50周年記念にハンドタオルも頂いたので、せっかくなのでちょっと紹介です。
本堂の手前にあるお守り授与所の並びに、『古札お納め所』があり、古いお札やお守りを返納することができます。
それにしても中に人がいる古札お納め所って初めて見ました。
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