東寺(教王護国寺)(京都市 東寺駅)の見どころ
東寺(教王護国寺)
電話 :075-691-3325 ウェブ :東寺(教王護国寺) 住所 :京都府京都市南区九条町1番地 アクセス:・JR京都線「京都駅」八条口より徒歩15分 ・近鉄京都線「東寺駅」下車、徒歩10分 ・JR「京都駅」から市バス78・19系統「東寺南門前」市バス42系統「東寺東門前」市バス16系統「東寺西門前」下車、すぐ 駐車場 :あり |
約1200年前の平安京が遷都された時代に建立された、現代に唯一残るお寺です。弘法大師空海が唐で学んだ真言密教の根本道場で、五重塔や仏像を多数配置した立体曼荼羅などで知られています。
東寺は東寺駅が最寄り駅ですが、京都駅からも歩いて行けるくらいの距離です。京都でも最も有名なお寺の一つですし、私もたびたびお参りしています。
京都のシンボル的存在・五重塔
こちらで有名なのは、なんと言っても五重塔(国宝)でしょう。高さは約55メートルで、木造建築物としては日本一の高さを誇っています。新幹線からも見ることができますし、東寺の境内を歩くと様々な位置から見渡せます。
また有料拝観エリアに入ると五重塔のすぐ側まで行くことができますし、私はちょっと離れたところから庭園越しに見る風景も大好きです。
期間限定ですが、初層の特別公開もよく行われています。内部には大日如来を中心に多くの仏像が安置されています。タイミングが合えば、ぜひこの公開時期にお参りするのがおすすめです。
密教世界を表した立体曼荼羅
東寺でもう一つ大人気なのが、立体曼荼羅です。こちらは講堂に安置された仏像の総称で、弘法大師・空海が唐で学んで持ち帰った密教の教えを視覚的に表しています。
講堂(重要文化財)は東寺の境内の中でもほぼ中央に位置する、要と言ってもよい建物です。屋根瓦と赤い柱が美しく、建築好きの私としてはこれだけでもしばらく見入ってしまいます。
そして中に入ると圧巻の一言です。五智如来、五大菩薩、五大明王がぎっしり並んで配置され、その周囲を勇ましい天部像が固めています。さらに一体一体が精巧な彫刻でしんと静まったお堂にいると、現実離れした仏様の世界に浸ってしまいます。ちなみに全21体のうち15体は国宝で5体は重要文化財です。これだけでもそのすさまじさが伝わってくるでしょう。
また東京国立博物館で東寺展が行われた時、この立体曼荼羅を構成する帝釈天騎象像(国宝)のみ特別に写真撮影ができたので紹介します。この時の説明版につけられていた言葉は、「東寺の貴公子」です。こんなキャッチコピーがつけられてしまうのも納得なほど、整ったお顔です。
毎月21日行われる弘法市
毎月21日は弘法大師のご縁日です。そしてこの日は東寺の境内で様々な露店が並ぶ弘法市が行われます。
骨董品や衣服、漬物、お惣菜など、多種多様なものが売られています。たこ焼きなどの屋台もあるので、ぶらりと歩きながら買い食いするのも楽しいですよ。
またこの日は特別な法要や護摩祈祷も行われていて、参列することができます。御影堂では弘法大師像をご開帳していてお参りできるので、いつもよりたくさんご利益が頂けそうです。
健康祈願の亀絵馬
これはこぼれ話的なものですが、東寺では昔から亀の背中に名前を書いて放すと、健康・長寿になると云われています。現在は本物の亀に名前を書くことはできませんが、亀の絵が書かれた絵馬がありますよ。
ちなみに東寺のお守り情報はこちらもご参照ください。
宿坊の東寺洛南会館
東寺の境内にある東寺洛南会館は宿泊も可能です。こちらも東寺洛南会館の紹介ページをご覧くださいませ。
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
2/11(火・祝) 正慶寺でお坊さんとの婚活コン(東京)