『寺茶房 日光院』は小樽駅のすぐ近くにある商店街の中にあり、毎週木、金、土曜日の午前11時～午後3時に開かれています。お茶やコーヒーが用意されていて、仏教に親しめる図書やCD、絵本や一般書も置かれています。

　写経は寺茶房の開店時間中はいつでも行えます。お経が印刷された用紙と筆ペンが用意されています。

　日光院は小樽駅から高台方面へと登った先にあり、北海道三十三観音の第七札所になっています。ご本尊として如意輪観音が安置されています。

■寺茶房日光院

　『寺茶房 日光院』は、小樽駅の近くにある繁華街の中にあります。私は最初、お寺にあるのかと勘違いして、直接お寺の方に行ってしまいました。

　そして気を取り直して寺茶房の方に行き、ご住職にお話を伺うと、「お寺が急坂を登った先にあるので、人が来やすい場所にカフェを作った」とのことでした。

■寺茶房日光院の店内

　日光院のお寺は小樽駅からそれほど離れてはいませんが、山側にあってたどり着くまでかなりの急勾配です。車で登るのもちょっと躊躇するほどで、街中に拠点を置こうという気持ちはよくわかります。

寺茶房 日光院の写経＆コーヒー

　寺茶房 日光院はビルの一階にあり、ガラス張りで中が見える、入りやすい構造でした。店内に入るとテーブルとカウンターがあり、こちらでさっそく写経させて頂きました。

■写経用紙

　書写できるお経は、般若心経・聖不動経・観音経・舎利礼文・百字偈などがあります。私はこのうち、聖不動経を選びました。写経用紙はお経が薄く印刷されており、筆ペンも用意されているので手ぶらでも写経が体験できます。

　明るい店内でお経を一文字一文字、ゆっくり静かに書き写す時間。小樽は北のウォール街とも呼ばれて明治時代に金融業が発達し、街中には洋館の歴史的建造物がたくさんあります。

　ほーりーは西洋建築も好きなのでそれはそれで歩くのが楽しい街なのですが、やはり寺社旅研究家としてはこうしてお寺の空気にふれられるとほっとします。

■コーヒーとお菓子

　そして写経が終わると、コーヒータイム。1時間ほど集中していたので、ホットコーヒーと甘いお菓子で心がときほぐれていきました。

本棚には、お寺関係の書籍もたくさん！

　寺茶房の奥にある本棚には、仏教関係の書籍や漫画などもたくさんあります。こちらもパラパラと眺めてみると、いろいろ発見がありそうです。

■日光院のご住職

　またご住職はとても穏やかな方で、地元の歴史や観光スポットについてたくさん教えてくださりました。小樽に来たら、ぜひ立ち寄って頂きたいお寺カフェです。