伏見で最も古い神社のひとつで、天太玉命（あめのふとだまのみこと　白菊大明神）をご祭神としています。この神様は祭祀を司り、占いや神事の神様として信仰されています。また天照大御神、倉稲魂命（うがのみたまのみこと）もご祭神としてお祀りされています。

　樹齢1200年に達するとも言われるご神木のクロガネモチ（京都市指定天然記念物）や、能の謡曲「金札」としても知られています。

　住宅街の中にあり、開運と幸運を呼ぶ神社として信仰されています。社名には「金」の文字が付き、また境内に立つご神木のクロガネモチも「金持ち」という言葉が付くので、金運のご利益もたっぷり頂けそうです。

■ご神木のクロガネモチ

　そしてちょっと目を惹いたのは、神社のキャラクターである「かなう～さん」です。クロガネモチの精霊で、頭の上には赤い実がついています。名前からして願い事を叶えてくれそうで、この絵が描かれたお守りもありました。

■かなう～さん

　また境内には商売繁盛にご利益ある、えびす様も祀られていました。ご祭神の倉稲魂命（お稲荷さん）も商売繫盛がご利益ですし、お金や仕事についてなど、いろいろと助けてくれそうな神社です。

■えびす様

　ついでですが、御朱印を頂いたら社務所の獅子が踊っていました。激しく身体をくねらせていて、面白かったです。

■獅子舞

　5月には春季例大祭が行われています。地元のお祭りという感じで派手なものではありませんが、立派なお神輿が町内を巡行していて賑わっていました。