金崎宮(福井県敦賀市)のお守り・縁起物【くちコミ付き】
金崎宮
電話 :0770-22-0938 ウェブ :金崎宮 住所 :福井県敦賀市金ヶ崎町1-4 アクセス:JR北陸本線「敦賀駅」からぐるっと敦賀周遊バス18分「金崎宮口」下車、徒歩10分 駐車場 :30台駐車可能(無料) |
桜の小枝(縁結び) 難関突破お守り |
眉目秀麗で才能にも恵まれながら、戦乱の世の中で不遇の時を過ごした尊良親王(たかながしんのう)を祭神としています。しかし詩歌に優れた親王は太平記の中で恋物語も語られるなど、夫婦円満や縁結びの神様として信仰されました。
そしてその親王のご利益にあやかってか、金崎宮では花の咲いた桜の小枝を男女が交換し、相手への想いを告げる独特の風習が生まれます。桜が咲いた日には多くの若者が集まり、互いに「花換えましょう」と声をかけあったこの祭りは、今では花換え祭り(4月)として受け継がれています。
現在の花換え祭りでは、3人の「福娘」と紙で作られた桜の小枝を交換することで、神さまの福を頂きます。その後、他の参拝者とも桜を交換すればするほど、幸せになれるとのことです。
また、この地は織田信長が越前朝倉氏を攻めたとき、近江浅井氏の裏切りにより窮地に陥ったところ、妹のお市の方が両方を紐で結んだ袋に小豆を人れて信長に危機を知らせたと言われる古戦場跡でもあります。このため金崎宮は「難関突破」の御利益があり、苦しい時に乗り越えられるお守りなどもあります。
左が花換え祭りで授与される『桜の小枝』です。短冊には「知らせばや塩やく浦の煙だに思はぬ風になびく習ひを」という、尊良親王の歌が付いています。
この歌は「塩を焼く海人の煙でさえ、思いがけない方向から吹く風にはなびくものです。その風のような私のあなたへの思いを、お知らせしたいことですよ」という意味で、親王が想い人に宛てて詠んだ歌です。
また、桜の小枝には小さな絵馬も付いており、満開の桜の花に囲われた境内に集まる男女が描かれています。そして裏側には花換え祭りの説明も、美しい麗しい神事であると記されています。
桜の小枝は花換え祭りの時にだけ授与される限定お守りですが、こちらにはその他にも様々なお守りがあります。
有名なのは、縁結びと並んで金崎宮のもう一つのご利益である難関突破。その名もずばり、『難関突破お守り』が人気を集めています。内にはお守りのほかに小豆(一粒)が入っている珍しいお守りです。
また写真にはありませんが『割符守(わりふまもり)』という、願いを書き入れて割る事により、悪しき想い(災い)は神様のもとへ、清き心はお守りとして自分のもとに置くお守りがあります。
そして具体的に役に立つ(?)お守りが、『恋守り』。紫外線が当たると紫色に変化します。
説明文には「太陽のエネルギーをも戴いたような気持で・・・。」とあるのですが、どちらかと言えば「日焼けは恋の天敵だから、紫になったら逃げろ」という警告に思えるのは気のせいでしょうか? 色もそんな感じですし。
でも、見る見るうちに色が変わっていくので、面白いお守りでした。
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