1599年より続くお寺にある宿坊です。路地ing、路地ing 紅の2棟あり、大正時代の町屋を改修した趣ある建物です。宿泊者はご希望により、お寺で勤行への参加や写仏体験も行えます。
　
　無料Wi－Fi、キッチンやお風呂、洗濯乾燥機なども完備されており、長期滞在も可能です。一棟貸しのスタイルで清掃料金やサービス料は滞在日数によらず定額のため、多人数（一棟５人まで）での宿泊や連泊の方が安く泊まることができます。

　自転車の無料貸し出しもされています。徒歩圏内には京都御所や鴨川などもあり、京都散策には抜群の立地です。駐車場は先着順のため、チェックインの5日前までにご連絡くださいとのことです。

■ 「大泉寺・路地ing」

　通称「無印」と呼んでいる「大泉寺・路地ing」の床の間には阿弥陀仏の描かれた掛け軸を掛け、違い棚にはその時々の置物を飾っています。

　また雪見障子や京都で有名な「永楽屋」さんの季節折々の手拭いや、西陣織の帯を飾りつけ、仏様と共にある宿坊らしい中にも町屋や伝統の風情を感じられるつくりとなっています。

■ 「大泉寺・路地ing　紅」

　二軒目となる「大泉寺・路地ing 紅」はチャレンジをテーマに弁柄の赤色をした外観をはじめ、障子には竜の水墨画が描かれた紙を使用し、リビングには「京都文化博物館」にある楽紙館というお店で一目惚れした、友禅紙と呼ばれる友禅染めのような柄を特徴とした和紙を飾り、よりアーティスティックな空間にチャレンジしています。

　宿坊に泊まってはいないのですが、内部の見学をさせて頂きました。場所は京都駅から地下鉄で一本の鞍馬口駅近くにあり、観光にとても便利な立地です。駅の側にはコンビニやお寺のすぐ側にランチができるカフェなどもあり、食事にも困りません。

　建物は2棟（＋３棟目ももうすぐオープン）あり、大泉寺と路地を挟んだすぐ向かいに並んでいます。それぞれ一棟貸しのスタイルで、中は客室・キッチン・トイレ・お風呂などが備わっています。

　客室は大泉寺さんから頂いたきれいな写真を上で紹介しました。なので細かいところをピックアップすると、キッチンはこんな感じで使いやすそうです。

　他に洗濯機も備わっていて、長期滞在にも向いています。

　また大泉寺のお坊さんはゲーム会社で働いているクリエイターさんであり、漫画も書かれたりしているのですが、そのためかゲームや漫画も充実していました。

　そしてもちろん宿坊なので、お寺要素も備わっています。阿弥陀如来の掛け軸がかけられていましたし、手塚治虫のブッダなども置いてありましたよ。

　さらにほーりーが見学させて頂いた時にはまだ内装工事中でしたが、３棟目は一面に青い壁紙が貼られていて、こちらもまた稼働中の2棟とは違う趣になりそうです。

　滞在中は貸し出し用の自転車があったり、写仏体験や本堂でのお勤めなどに参加することもできます。そんなわけでお寺で静かに過ごすにも、京都をじっくり散策するにも、便利そうな宿坊ですよ。