神社のしきたり(浦山 明俊)
神社のしきたり ~日本人ならおさえておきたいルール~
浦山 明俊 著 Amazonで購入 |
神社にお参りに出かけたとき、何気なくお賽銭を投げ、鈴を鳴らし、手を合わせてお願い事をする。少し慣れた方なら二礼二拍手一礼までは形になるかもしれませんが、そこにはどんな意味があるのか? さらに正しい形はあるのか? 少しばかり興味はありませんか?
例えばお参りのときに拝殿の前で鈴を鳴らすのは、音を浴びて邪気を祓う清めの意味があるそうです。私は神様を呼び出すための合図だと思っていました(お恥ずかしい……)。他にも知っているようで案外知らなかったり、整理できていなかったりした知識が満載で、神社でおまいりする前に読めば、ちょっと得意になれそうです。いや、別に得意になるために読むのではないですが。
神社を解説した本はたくさんあります。しかし本書の一番良いところは、やはり初めての方に分かりやすく、神社でお参りする作法を教えてくれるところです。それも堅苦しくはなく、親しみやすいイラストや文章を交えて気軽に読むことができます。神社をもっと好きになれる良書と言っていいでしょう。
知っていればより身近になれる神社の知識。知っていれば行ってみたくなる神社の知識。ただ参拝するだけでなく祈祷の受け方などもあり、興味のつきない内容です。ぜひあなたも本書を読んで、一歩進んだお参りに足を運んでみませんか?