天龍寺(京都市 嵐山駅)の座禅会・写経会・精進料理【くちコミ付き】
天龍寺
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電話 :075-881-1235 ウェブ :天龍寺 住所 :京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 アクセス:・京福電鉄嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩5分 ・JR「京都駅」から市バス「嵐山天龍寺前」下車、すぐ 駐車場 :100台駐車可能 収容 :最大100名 |
【座禅】座禅 無料 (当日参加可) 団体(50人以上)20000円 【写経】写経 1000円 【精進料理】 (要予約) |
臨済宗天龍寺派大本山で、世界遺産にも登録されているお寺です。
毎月第2日曜日の9~10時に友雲庵という建物で、天龍寺座禅会が行われています。予約不要で初心者でも参加可能です。またその後、午前10~11時には禅の講義である提唱も行われており、こちらにも参加できます。
写経は予約により随時行われています。写経道具はお寺に用意されており、手ぶらで参加可能です。
『天龍寺篩月』では、夢窓疎石作の名庭、曹源池庭園を眺めながら、書院で精進料理を頂くことが出来ます。五法、五味、五色を取り入れ、五葷(ごくん -匂いの強い野菜。ニンニク、ニラなど)を抜かした本格的な精進料理です。
京都五山の第一位であり、世界遺産に指定されているお寺です。夢窓国師作の曹源池庭園はとても美しいです。

天龍寺の境内にある『篩月』で、精進料理を頂きました。こちらは和風旅館のような趣ある建物で、廊下を歩くと窓から鯉の泳ぐ池なども見えました。

そして通されたお部屋は毛氈のひかれた広い和室で、ここに座るだけでも特別感が高まってきます。

精進料理は一汁五菜の「雪」、一汁六菜の「月」、一汁七菜でお抹茶付きの「花」の3コースがあり、それぞれ2名以上で要予約です。私は「雪」コースをお願いしましたが、味も量も十分以上に満足できるコースでした。
メニューは季節によって変わりますが、私が頂いたのはご飯・豆腐の汁物・ごま豆腐・湯葉、車麩、しいたけの煮物、菜の花のからし酢味噌和え、ご飯を柏の葉で包んだ餡かけ、煮豆、お麩、ちまき、こんにゃく、漬物、オレンジ、イチゴなどです。
※下の写真の料理を頂いた後、デザートが後で来ました。

天龍寺篩月の「精進料理のしおり」を見ると、動物性食品は使用せず、ニンニク・ニラ等も使用しませんと書かれています。だしは昆布、椎茸、煎り大豆等でとり、季節感、五法(生・煮る・焼く・揚げる・蒸す)、五味(鹹=かん・塩気のからい味)・甘・酸、辛・苦)、五色(赤・青・黄・白・黒)を大切にして調理するとあります。
実際にこうしてしおりに書かれており、食べていても同じように感じましたが、すごく基本と伝統に則った精進料理であるように感じました。
なお、下の写真は別の日に取材で訪れた時に頂いた精進料理です。

こちらで食事をして感じたのは、何よりもだしが本当に美味しいということ。味が全て透きとおっていると言うか、すごく薄いのに濃厚というか、ものすごい矛盾を抱えた表現のようですが、まさしく精進料理の淡みが身体に染みわたっていくような味です。本来はあんまり飲まないんじゃないかと思うのですが、あまりに美味しかったのでだし汁も全て飲んでしまいました(しかもめちゃめちゃゆっくり味わって)。
またごま豆腐は、胡麻の香りがふわっとのどの奥に漂って、これまた絶品です。全ての料理を頂いた後は、本当に幸せな気持ちになる、すごい精進料理でした。
なお、一つだけ注意ですが、精進料理は3800円からですが、こちらで料理を頂くには、拝観料の500円も必要です。ただし天龍寺の庭園といえば日本屈指の名庭園師である夢窓疎石が作ったお庭ですし、これまた必見の価値があります。精進料理を頂いた後は庭園散歩で腹ごなし。まさに最高のぜいたくといえる京都旅行でした。
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