退蔵院(京都市 花園駅)の見どころ【くちコミ付き】
退蔵院
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電話 :075-463-2855 ウェブ :退蔵院 住所 :京都府京都市右京区花園妙心寺町35 アクセス:・JR嵯峨野線「花園駅」下車、徒歩約7分 ・JR「京都駅」より、市バス26番御室仁和寺・山越行き乗車「妙心寺北門前停留所」下車、徒歩約5分 駐車場 :あり |
退蔵院は1404年に建立されたお寺で、妙心寺の塔頭寺院です。開祖である無因宗因(むいんそういん)禅師(妙心寺第三世)をご本尊としています。「退蔵」という言葉には、「価値あるものをしまっておく」という意味があり、陰徳(人に知られないようにして良い行いをする)を積み重ね、内に秘めながら布教していくということが示されているそうです。
国宝の『瓢鮎図(ひょうねんず)』や重要文化財の方丈(本堂)、史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」、池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」などで知られています。
退蔵院は妙心寺の巨大な三門の西側にある塔頭寺院です。妙心寺には多くの塔頭がありますが通常非公開のところが多く、こちらは常時拝観できる珍しいお寺です。
境内に入って順路通りに進んでいくと、重要文化財の方丈(本堂)があります。

退蔵院には国宝に指定されている『瓢鮎図(ひょうねんず)』が伝わっています。原本は京都国立博物館に寄託されていますが、こちらにレプリカが展示されていました。瓢鮎図とは「ひょうたんでなまずを捕まえるにはどうしたらよいか?」という禅の公案をテーマに描かれた水墨画で、ひょうたんを手に持ってなまずの前で首を捻っている農夫が印象的です。
ちなみに境内にはなまずの瓦もありましたよ。

そしてさらに進むと枯山水の陰陽の庭や、広大な池が配置された余香苑があります。それぞれとても美しいお庭で、しばらくゆっくり眺めているのも良いですね。

また拝観料とは別料金になりますが、お抹茶も頂けました。京都らしい優しいおもてなしで、こちらでもゆったり時間が過ごせました。


