源氏物語の「賢木の巻」にも登場する歴史の古い神社です。縁結びの神様として多くの人がお参りしており、縁結びや美人祈願などのお守りが多くあります。

　野宮は天皇の代理として伊勢神宮にお仕えする斎宮が、身を清めた場所です。この『お姫様鈴御守』はその斎宮をモチーフにしており、身に付けると心身が清らかになり、幸せになれるようにと祈願されています。

　ちょっとマンガチックですが鈴になっており、野宮神社らしい可愛いお守りです。

　縁結びのお守りはさすがに充実しています。その中でも少し変わっていたのが『縁結び指輪御守』です。

　素敵な出会いがあるように、そして大切な方と結ばれるように祈願されたお守りです。実際に指にはめるだけでなくキーホルダーのようにもなっていて、身に付けておくことができます。

　また『縁結びの絵馬』もあります。こちらは斎宮がモチーフでしょうか。源氏物語にあやかって、平安貴族が描かれています。縁結び専用の絵馬掛けもあり、多くの方が奉納されていました。

　他にも女性に人気の『美し守』があります。心身が美しさで満たされるように祈願されているとのことで、この辺はやはり女性向けのお守りがぎっしりと揃っている感じです。

　そして最後に目を引いたのが、禊祓清浄御祈願。源氏物語等で有名な斎宮が、伊勢神宮に仕えるために野宮神社で斎戒沐浴（さいかいもくよく）をして身を清めたことに起縁した縁切りの祈願です。

　迷惑行為やストーカー、セクハラ等の今すぐ払い清めたい事柄を祈願用紙に記載して禊祓場（みそぎはらいば）に浮かべ、書かれた文字が消えて沈んだら願いが聞き届けられます。