熊野本宮大社瑞鳳殿(和歌山県田辺市)の宿坊【くちコミ付き】
熊野本宮大社瑞鳳殿
電話 :0735-42-0009 ウェブ :熊野本宮大社瑞鳳殿 住所 :和歌山県田辺市本宮町本宮195-3 アクセス:JR紀勢本線「新宮駅」からバス「本宮大社前」下車 駐車場 :あり |
【素泊まり】3000円 予約をすれば、隣の『珍重庵』で朝夕食も頂けます。 ※宿泊は終了 |
熊野本宮大社の境内にあります。
部屋は襖で仕切られていますが、一部屋は広いです。エアコンはありません。風呂を使う場合は自分で湧かして入ります。しかし近くには川湯温泉、渡瀬温泉、湯峰温泉などがあるので、そちらで入ってくるのも良いと思います。
熊野本宮大社の本殿へと続く石段の下にあります。最初に本宮に着いたときに電話をすると神主さんが迎えに来てくださり、部屋へ通されてお金を払った後は、ひたすらに自由でした。私は素泊まりでしたので食事はありませんし、門限もなく普段は神主さんも宿坊にはいないので、自分のプライベートルームを借り切ったような感じです。帰るときも荷物をまとめて出れば終わりで、特に挨拶などもありませんでした。
お風呂は18~22時。チェックアウトは9時。宿坊の雰囲気は、今はだんだんと少なくなってきた合宿所形式(個人的にはいつまでもこの形が残っていてほしい)です。私が泊まったのは12畳和室で、浴衣、扇風機、鏡台などがありました。部屋の前には小さな庭があり、設備的なものは他に何もありませんが、お風呂は少し野性味溢れる(と言っても、露天などではありません)岩のお風呂です。
朝7時からは本宮大社の拝殿前で、日供祭(にっくさい)が執り行われます。特に拝殿の中に上げていただけるなどのおいしい特典はありませんでしたが、太鼓や祝詞の声が響き、見ていて興味深い内容でした。
また素泊まりの場合、食事の用意は事前に考えた方が良いかもしれません。付近にはあまり食事どころがなく、すぐ隣にお土産物屋兼スーパーがありましたが、少しパンが売っているのみです。車の方は夜にちょっと温泉街まで出ていって一風呂浴びてくるのも良いでしょう。
2005年の4月に宿泊しました。事前に電話予約の上、当日は社務所の開いている午後4時までにチェックインを済ませます。門限等は特になく、他の方の迷惑にならない限り何時でも出入りは自由とのことでした。設備は古いものもありますが、比較的清潔で気持ちよく利用することができます。洗濯機が借りられるのが便利でした。
宿坊には広めの浴室(岩風呂風)もありますが、車で15~30分程走ると川湯温泉、渡瀬温泉、湯峰温泉などがあります。外湯のある施設も多いので温泉を楽しむのもいいかと思います。宿坊、というよりは『素泊まりの気軽な宿泊施設』といった感が強いのではないでしょうか。価格を考えるととてもお得だと思います。
瑞鳳殿は本宮大社の隣にある赤いトタン屋根の建物でした。入り口の看板には大きなくもの巣がかかっており、玄関は広かったですが、雑然としていました。部屋は富士の間という、12.5畳もある大きな部屋でした。この部屋はきちんと掃除されてましたが、毛布に髪の毛がついてました。お風呂は温泉ではありませんが、岩風呂の風情ある造りでした。お風呂場の前にある洗面場は、トイレ特有の嫌な臭いが鼻につきました。清潔感を重要視する私にとっては少しがっかりでしたが、二階の部屋で雅楽の練習が21時過ぎまで行われており、その調べを聞いていると気分が和らぎました。
翌朝、5:30起床。早々に出発の支度をして大社詣でに。空が白んで、なんともいえない神聖で澄み切った空気。神社は早朝が一番です。参拝者が沢山いると、この雰囲気が台無しにされてしまうからです。昨夜の雅楽の練習をされていた方に誘われて、7時から「あさみけいのさい」に参加させて頂きました。自由に参加できるとのことです。この儀式は神々に朝ご飯をお供えするもので、参座している全員に玉串奉てんをさせて頂けます。感謝。
4/29に西国33ヵ所巡りをするため、バイクで和歌山に行きました。1番札所が青岸渡寺だったので、尊勝院に泊まりたかったのですが、繁盛期のため断られてしまいました。宿坊にこだわるわけではなかったのですが、こういうきっかけがないとなかなか来られないので、熊野本宮大社瑞鳳殿に連絡。即OKだったのでそちらに予約を取りました。
しかしナビもない初めての道。なかなか時間通りにはいかず、5時に到着できないことを社務所に連絡。料金は次の日の朝に支払ってもらえれば良いとのこと。玄関に部屋の番号を書いた張り紙が張ってありました。
素泊まりなので途中、めはり寿司を買って山道をのんびり走りました。部屋はとても広くて思ったよりも清潔。映りの良くないTVもありました。夜は冷え込むのでストーブが置いてありました。噂の(!?)岩風呂を覗きましたが誰も入った形跡はなく、しかも肌寒いので入る気になれませんでした。
周囲に温泉があるとのことだったので、近場だと思われた湯の峰温泉へ。しかし…夜の山道は想像以上に怖かった。民家の明かりが見えた時本当にホッとしました。こんな奥地に…と世界遺産をなめていました(今も入れる公衆浴場として初めての世界遺産のお風呂だそうです)。とても繁盛している(連休だし…)!なのでつぼ湯は予約がいっぱい。早朝も予約が入っているとの事。気楽に来られる所ではないのでとても残念でした。
仕方ないのでくすり湯(加水なし)に入りました。熱いですが肌にピリピリしません。とても良いお湯でした。次の日、早朝散歩をしようと水害前に大社があった大斎原まで出掛けました。宿からもすぐです。夜中にすごい雨が降っていたので、明け方は靄がかかり大鳥居と山と川…とても神秘的でした。地元のおばさん達が神社前で野菜やめはり寿司などを売っていたので、朝食用にいなり寿司を買いました(寿司ばっか)。熊野詣が流行っているようで、早朝でも参拝者が歩いていました。信仰心がそんなあるわけではありませんが、この地には自然のパワーを感じずにはいられません。
私が泊まったのは10年くらい前のことですが、そのときの思い出です。17:30頃にバスで着いて、由緒ありげな建物は戸が開いているのに誰もいなくて困りました。石段を登った所の社務所に行くと神官の方がいて、ようやく部屋に案内して貰いました。
その時の部屋は十五、六畳あり広いです。建物は2階建てですが、私は階下の部屋でした。室内にはテーブルに扇風機、電気蚊とり機(夏でした)、衣紋掛けと鏡台、そして隅っこに畳まれた布団と浴衣。客室にはテレビはありませんでしたが、玄関横のロビーにあるテレビを勝手に見させてもらいました。宿坊内には、夜間は係りの人は誰もいないのです。これで当時、宿泊費は素泊まりで3000円。
私は二食を予約していましたが、食事代は宿に隣接する茶房「珍重菴」で会計をします。夕食は宿の部屋で、あらかじめテーブルにセットされていた松花堂弁当とポットに入ったお吸い物。お風呂は岩風呂の造りが珍しく、温泉ではないが気持ちが良かったと記憶します。
翌朝は早起きして、熊野本宮大社で朝のおつとめをされている神官の方にお会いして玉串を捧げさせて頂きました。「朝御饌祭」という儀式だと教わりました。作法も知らないので冷や汗物でした。朝食は茶房「珍重菴」でアジの干物、温泉玉子などの和朝食。ちなみに食事代は2500円でした。
以上の経験はずいぶん前のことなので、あれからずいぶん変わったこともあるかもしれませんが、参考になればと思います。なお、神官の方がとても親切だったことを追記しておきます。(初めて現れたときは、Tシャツに短パンといういでたちで、言われるまで神官さんだとは思いもよりませんでした)
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