八坂神社(京都市 祇園四条駅)の見どころ
八坂神社
電話 :075-561-6155 ウェブ :八坂神社 住所 :京都府京都市東山区祇園町北側625 アクセス:京阪本線「祇園四条駅」下車、徒歩約5分 |
平安京遷都(794)以前から鎮座する古社で、素戔嗚尊(すさのをのみこと)をご祭神としています。全国約2300社の八坂神社、祇園信仰神社の総本社であり、日本三大祭のひとつ『祇園祭(ぎおんまつり)』も有名です。
祇園信仰の中心であり、建築的にも貴重な本殿
八坂神社の境内は広いので見どころも多いですが、まずは何より本殿(国宝)でお参りしましょう。
こちらにはご祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)がお祀りされていますが、この神様は疫病消除の神様でもあります。もともと祇園祭も平安時代に疫病が鎮まるようにとの祈りから始まったものであり、今では京都の風物詩となっています。
また建築的には神社本殿建築として最大規模を誇る建物であり、本殿と拝殿(礼堂)が大屋根ひとつで覆われた坂神社独自の建築様式となっています。
縁結びと美人祈願で人気の高い2つの末社
八坂神社には多くのお社がありますが、その中でも人気が高いのは大国主社と美御前社です。
大国主社は縁結びにご利益がある大国主神(おおくにぬしのかみ)がお祀りされています。また大国主に女神との出会いを告げた因幡の白兎像もお社の前に立っています。
そして美御前社は宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる、美しい女神が祀られています。そしてこちらの前に湧き出ている美用水は、お肌につけると美しくなると云われています。
それぞれ詳しくは八坂神社の縁結び情報に書いていますので、よろしければご覧ください。
その他の隠れた見どころ
八坂神社の西楼門(四条通に面した一番目立つ門)をくぐって本殿に向かう参道の途中に、北向蛭子社があります。こちらには『ふれあいえびす像』が鎮座しています。
ご縁がより深まるようにと奉納されたもので、招福を念じてふれると良いそうです。
また西楼門から左に折れて裏通りのような道を歩くと、刃物社があります。こちらはあまり目立たないお社ですが、苦難を断ち切り、未来を切り開くご利益があります。京都は平安から明治まで王城の地として栄え、多くの刃物が制作されてきたことからこの神社が建てられたと説明には書かれていました。
京都の夏を彩る祇園祭
さらにもしも可能なら、ぜひ一度は行ってみて頂きたいのが祇園祭です。このお祭りは毎年7月に一か月かけて行われます。期間中は様々な神事がありますが、私は7月15日に行われた宵宮祭に出かけてきました。
この神事は本殿から3基のお神輿に神霊を遷す儀式で、境内を真っ暗にして行われました。多くの方がお参りに来られていましたが、明かりが消えると歓声が上がり、暗闇の中で厳粛に執り行われました。基本的には何も見えませんが、真っ暗な場所に多くの方が集まったからこそ得られる一体感のようなものがあり、古くからの信仰がそのまま受け継がれているような気がしました。
なお、下の写真は儀式が終わって明かりがつき、神職の方々が出てきたところです。
そしてそのまま河原町へと歩いて、宵山の風景を楽しみました。祇園囃子があちこちで演奏されて、提灯の明かりが灯った山や鉾を見ることができます。ところどころで粽(ちまき)が授与されていたり、わらべ歌や掛け声なども聞こえてお祭りの風情が楽しめました。
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
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