西国愛染巡り十七番（満願）のお寺で、本尊は縁結びにご利益がある愛染明王です。また境内には盗難や火災除けにご利益がある、毘張尊師（びちょうそんし）も祀られています。

　お守りも縁結びの腕輪守りや愛染明王の貼り守、厄除けの金銅八角輪宝お守り、病魔退散の願い玉などが授与されています。

　宿坊に宿泊したら参拝記念として、毘張尊師（びちょうそんし）のお札を頂きました。この毘張尊師はこの地に降り立った天狗で、神様と仏様の中間のような存在とのことでした。

　後醍醐天皇の時代に住職をしていた證道上人の元で仏道を修行し、悟りを開いて高野山の悩みの種であった火災と盗難を解消すると誓願を立て、六本杉のもとから昇天されました。

　このお札は神棚や仏壇はもとより、門口、居間の天井、風呂の焚口、金庫の中などに貼ってお祀りするとよいそうです。またお寺の方のお話では、家の中で東向きの柱に貼るのもよいとのことでした。