東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建された神社です。伊勢両宮（内宮と外宮）の御祭神である天照皇大神（あまてらすすめおおかみ）と豊受大神（とようけのおおかみ）、さらに倭比賣命(やまとひめのみこと)、天地万物の生成化育つまり結びの働きを司る造化三神が併せまつられていることから、縁結びの神社として知られています。また現在広く行われている神前結婚式は東京大新宮の創始によるものであり、伝統的な結婚の儀式が守り伝えられています。

　もはや東京では縁結びの代名詞とまで言われてしまう、縁結びの超人気スポット神社です。境内に入ると10～30代女性の多さには圧倒されてしまいます。こんな光景、他の神社で見ることはほとんどありません！

　そんな神社であるだけに、もちろん縁結びのお守りも驚くほどの充実ぶりです。

　その中でも一番人気なのは、「幸福が訪れる」という花言葉を持つ鈴蘭の花をかたどった『縁結び鈴蘭守り』。

　二つの音色が重なって、一つの響きとなるように。鈴蘭の花の中には鈴が入っています。また、二つの花を結ぶ紐も、叶結び（かのうむすび）という結び方で、願いが込められています。

　おみくじで気になるのは、ほのかに花の香りが付いた『縁結びみくじ』です。小野小町など歴史的に有名な歌人の恋の歌が記されており、ひいた後は本の栞（しおり）としても使うことができます。

　こちらは一緒に出かけた方がひいて、花の香りをかがせていただきましたが、優しい香りで上品な感じでした。

　また、他には縁結びの絵馬やカップルで一つずつ持つ『紅白巾着お守り』、各種ストラップ、恋愛を成就させるためのアドバイスが記された『恋みくじ』など、おみくじもお守りも紹介しきれないほどです。

　さらに新しいお守りも出ますし、季節やイベントの限定お守りなども出ることがありますので、詳しくはもう直接行って頂くしかないかもしれません。

　鳥居をくぐった左手すぐのところに、『古札納所』があり、古いお札やお守りを返納することができます。