下鴨神社(京都市左京区)の見どころ
下鴨神社
電話 :075-781-0010 ウェブ :下鴨神社 住所 :京都府京都市左京区下鴨泉川町59 アクセス:JR「京都駅」より、市バス4番・205番乗車「下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)停留所」下車 駐車場 :あり |
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)が正式名称で、崇神天皇の7年(紀元前90年)にはすでに記録に出てくる歴史のとても古い神社です。賀茂川と高野川の合流地に鎮座し、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)をご祭神としています。
本殿2棟は国宝に指定され、53棟の重要文化財社殿があるなど、多くの文化財が伝わっています。また広さ12万4000平方メートルに渡る糺の森は、太古からの植生が今も残されています。
下鴨神社は糺の森の中を、真っすぐ参道が通っています。歩いているだけで、とても気持ちが良くなる神社です。小川のせせらぎや鳥の声などもさわやかですがところどころに史跡もあり、自然に囲まれながら歴史も感じる不思議な森でもありました。
下鴨神社のおススメ建築
その下鴨神社ですが、本殿2棟は国宝に、53棟の社殿は重要文化財に指定され、まさに貴重な建築の宝庫です。その中でもほーりー的には、楼門と舞殿が抜群にかっこいいのでお勧めです。
糺の森の参道を抜けたところにある朱塗りの『楼門(重要文化財)』。こちらがおススメ建築その1です。高さ13メートルで東西に回廊が伸びていて、下鴨神社は何度かお参りしていますが、この門の前に立つとまた来たなと思える印象的な外観です。
■楼門
そしてこの楼門をくぐったら、すぐ目の前にあるのがおススメ建築その2『舞殿(まいどの)』で、こちらも重要文化財です。京都三大祭のひとつ『葵祭』で、勅使(ちょくし)が御祭文(ごさいもん)を奏上され、東游(あずまあそび)が奉納される場所でもあります。反り返った檜皮葺の屋根が美しく、参拝者の多い神社ですが人が途切れた瞬間をカメラに収めたいと粘ってしまいました。
■舞殿
さらに進むと中門があり、その奥には七つの小さなお社『言社(ことしゃ)』が並んでいます。干支ごとに守って頂ける神様がお祀りされていますので、自分の生まれ年に合わせてお参りするといいでしょう。
■言社(子と丑・亥の守護神)
なお、国宝の本殿は通常時は見ることができないので、特別公開時期などに合わせてお参りするのをお勧めします。私は京都非公開文化財特別公開で拝観させて頂きましたが、檜皮葺の屋根が手前方向に反り上がった流線の美しい建物でしたよ(写真撮影はできませんでした)。
下鴨神社のシンボル・御手洗池(みたらしいけ)
舞殿や本殿があるエリアの東側には、朱塗りの輪橋(そりはし)などがかかった御手洗池があります。こちらでは水につけると文字が浮かぶ水みくじを、たくさんの方が浮かべていました。
■御手洗池
■水みくじ
またこの御手洗池は、土用の丑の日に足を浸して健康を願う『足つけ神事』や葵祭の『禊の儀』などでも有名です。特に足つけ神事は一般の人でも裸足で池に入れるので、いつか体験したいです。
それと余談ですが、みたらし団子は池の底から湧き出る水泡をかたどったために名付けられたそうですよ。
ご利益たっぷりの摂社・末社
下鴨神社に多くの摂社・末社がありますが、特に特徴があるのは「相生社(あいおいのやしろ)」「河合神社(かわいじんじゃ)」「雑太社(さわたしゃ)」です。
相生社(あいおいのやしろ)は縁結びのご利益があります。ご神木の『連理の賢木(れんりのさかき)』は、二本の木が途中から一本に結ばれており、縁結びの象徴にもなっています。また『えんむすびお守り授与所』もあり、縁結びのお守りが多数あります。
こちらは別途紹介ページを作成していますので、よろしければご覧ください。
河合神社は玉依姫命(たまよりひめのみこと)をご祭神としています。この神様は女性を美しくしてくれるご利益があり、女性守護や美麗の神様とも云われています。
そしてこちらで人気なのは、手鏡の形をした絵馬です。絵馬の顔にお化粧をして、美しくなるようにと祈願します。
雑太社(さわたしゃ)は少しわかりにくい場所にありますが、表参道から河合神社に向かう途中で右に曲がり、カリンの並木を歩いたところにあるお社です。
こちらは球技上達の神様である神魂命(かんたまのみこと) が祀られています。そしてここで関西初のラグビーの試合が行われたため「ラグビー第一蹴の地」の碑が立っており、お社の前には大きなラグビーボールが置かれていました。他にもラグビー日本代表のサイン入りジャージが展示されており、ラグビーファンなら一度はお参りしたい聖地です。
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