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三光院(東京都 武蔵小金井駅)の写仏会・精進料理【くちコミ付き】

三光院

基本情報

三光院(東京都小金井市)

電話  :042-381-1116
ウェブ :三光院
住所  :東京都小金井市本町3-1-36
アクセス:JR中央線「武蔵小金井駅」北口から、徒歩約15分
定休日 :毎週月曜日、第三水曜日、第四金曜日
【精進料理】
3500~5800円
(前日までに要予約)

【写仏講座】2000円


特記事項

 京都嵯峨野の尼門跡曇華院を竹之御所と呼び、この御所風精進料理の流れをくむ「竹之御所流精進料理」が頂けます。メニューにはスモーク豆腐などがあります。

 第2・5月曜日10時~15時まで、写仏と作務体験が行われています(昼食持参)。 

 庭の綺麗な静かな尼寺です。


地図


ほーりー記

三光院の精進料理を頂く部屋

 精進料理は達磨大師が安置されたお部屋で頂きます。最初に三光院の紋が入り、口に入れると餡の甘さと大徳寺納豆の塩気が混じる最中。続いて甘さの残る口に、渋みのおいしいお抹茶を頂きます。このお寺の精進料理は一品一品ゆっくりと出てきますが、目にするものは今まで見たこともないような、もしくはいつも見ているはずなのに食べると全く別物のような、そんな料理の数々でした。

三光院の精進料理

 たとえば最初に出てきたゴボウの胡麻和え。3時間以上も煮たもので、柔らかくて臭みがなく、口の中でとろけていくような感触です。そんなゴボウなんて、今まで考えたこともありません。煮梅は砂糖醤油を敷いた上にこれも甘く煮た梅が載せられ、崩して食べると甘しょっぱすっぱいという、なかなかたとえの難しい味が広がります(しかもすごくおいしい)。

三光院の精進料理(インドのウサギ)

 6月の青い紫陽花が咲いている季節にしか出さない「インドのウサギ」は、しめた豆腐に西京味噌と砂糖を加え、良く練ったものに紫陽花を添えた料理で、のどに詰まるような濃厚さは豆腐というよりチーズみたいな食感です。なすのおでんは宮中の言葉で「おでん=でんがく」を指し、京都の尼門跡に伝えられた料理の世界がかいま見えます。

三光院の精進料理(なすのでんがく)

 さらになすのおでんであまったへたは、星形にしてお吸い物に浮かべ、お吸い物の出汁に使った昆布は佃煮として利用されるなど、無駄を出さない精進の心も徹底されています。生麩に粟を練り混んだおでん(田楽)や、さっぱりとした味の新ショウガの炊き込みご飯など、見た目にも鮮やかでさっとのどを通っていく料理もおいしいです。

 そしてお酒。キンシ正宗は京都伏見から取り寄せられたもので、普通では買えない特別なお酒とのこと。お寺の方が「水のように」というように、本当にするすると飲めてしまう危うさがありました。ここの精進料理は本当に驚きの連続でした。さらにいろいろなお寺を巡ってみたくなる。そんな発見のお寺でした。


体験者の声

 精進料理と言うと漠然と質素というイメージを勝手に抱いていましたが、全く逆ですね。これだけ丹精込めて、素材の素晴らしさを余すことなく表現されると、もうただただ感服するのみです。精進料理を作られた方のおもてなしの心が、繊細な一品一品によく表れていました。自分とかみさんはごぼうの煮物の絶妙な味付けに脱帽しました。その他にも出されるもの全て驚きと感心あるのみって感じでした。

 こうなると、もうお酒が進んでしまいます。振舞われた冷酒は、伏見の銘酒「キンシ正宗」。関西にいるころにはよく看板を見かけた気がしますが、関東ではなかなかお目にかかれませんでした。そんなところにも、京風精進料理を標榜するこだわりを感じました。これがまたやたらと美味しいのですね。呑んだ瞬間、「ヤバイ!」と思う美味しさ、喉越しの優しさでした。ここ何年も日本酒を口にしたことのないかみさんまでもグイグイやってました。う~ん、呑ん兵衛夫婦のレッテルを貼られてしまう…。


体験者の声

 私が感動したのは「煮梅」と、炊き物の一品で出た「ごぼう」の煮物です。「これがごぼうか?!」と、眼からウロコ。これだけ料理に対して真摯である姿勢に脱帽です。料理ってただ『食べる』だけじゃないんですね。創作した人の意図や背景、季節や舌触りや食感、嗅覚、視覚全神経に訴えかけてくる。精進料理でいながら名折れのない強烈な個性。「おでん」の生麩はもちもちの食べ応えで大ヒットです。


体験者の声

 精進料理はいままでにも食べたことがあるけれど、三光院さんのように一品、一品、出してくださるのは初めてなので、優雅に時間をかけておいしく頂けました。おいしい食事には、おいしいお酒付、これも楽しませて頂きました。「キンシ正宗」。水のように飲みやすく、スラスラ口に運べるすごいお酒でした。

 私的には「煮梅」と青い紫陽花が咲いたとき限定「インドのウサギ」がベスト1、2でした。この2品はいままで食べたとことのないおいしさ。感動しました。


体験者の声

 精進料理の数々は、それぞれ感激! でした。薄味なのになぜあんなに美味しいのでしょう? シンプルなのに手がこんでいることを痛感させられるお料理でした。


体験者の声

 まず納豆入りのモナカ、お抹茶で始まり、色々な料理が運ばれ、最後はすすり茶で締めくくりです。一品づつ薀蓄のある解説を聞いてから、料理を味わいました(途中は薀蓄のある解説がなく、説明のみでしたが)。

 料理のなかでは、インドのウサギが美味しかったです。後からトーフに砂糖を少々加えただけとの解説がありましたが、チーズケーキを思わせるような舌触りが良かったです。

 最後に精進料理の基本は水と単味であり、ダシは使用していないとの解説に感心しました(蛇足ですが、小金井の水道の水は美味しいそうです)。あとは、ただひたすら素材を活かすことだそうです。


体験者の声

 一品、一品出される料理は、器にきれいに盛られ、まず目で楽しめます。次に、ほんのりとした香り。例えば、粟麩のおでんの、ゆずのほのかな香り。

 食感がまた良いのです。大和芋の海苔巻は、ねっとりとしているのに、粘っこくない。ぷりっとした粟麩。こんにゃくの天ぷらの、薄切りでも歯ごたえは残した、なんともいえない食感。

 どれも素材を活かした淡い味で、説明によると、ダシやみりんは使わず、水から煮るのが基本とのこと。南瓜の煮物は、まさにそのものの味なのだと感じました。

 最後にすすり茶(緑茶)が出たのですが、茶碗の中のお茶っ葉も頂けますと言われ、恐る恐る食べてみたら、苦味がなく、野菜のおひたしといっても通用するような味でした


体験者の声

 精進料理は本堂の裏手にある北庭の十月堂で頂きました。

 精進料理の内容は、まず最初に私達が到着するのを見計らって餡を詰めたという寺の紋入りの最中とお抹茶、お煮しめ、煮梅(梅を全部食べ終わると器のなかから開いた梅花が見えました)、インドのうさぎ(豆腐の料理に紫陽花の花をあしらってありました)、なすの田楽、一口吸い物(小さな器に星型が浮いてとてもかわいらしく)、粟麩のおでん(麩の上に山椒とほうれん草の白味噌だれが美味しい)、にゃく天(こんにゃくのてんぷら)、新生姜のご飯、香の物、ほうじ茶、最後にすすり茶でした。

 三光院の精進料理は竹之御所風尼寺料理といわれ、元フランス料理家の西井香春さんの凛としたお声で、一品ずつのお料理について説明がありました。

 ここのお料理の基本は、食べ終えた時すがすがしさが感じる味わいとのこと。本当にその通りでした。一品一品が感動でしたが、一番はやはりインドのうさぎでした。見た目も、味も。他では、すすり茶。玉露でお茶のふたを少しずらしてすすりながら飲みます。茶葉も頂けるというので全部頂きました。美味しくてもう一杯お変わりがしたいくらいでした

 食後、お庭に星野香栄禅尼さんが彫り上げた石仏を観ながら散会しました。


体験者の声

 三光院は私的にはとても素敵なお寺でした。どこがと言われると、ほんと住宅街の中にそこだけ緑豊かな小さな古い木造のお寺。門前から眺めるお寺の風情はどこか懐かしい、写真。のような感じでしたが、これがまたなんとも言えず落ち着いた趣なのです。もしベンチでもあればそこで読書でもして時間を過ごしたい場所でした。また、青々とした緑の中に現住職が彫ったと言われるかわいらしい小さな石仏が建立しており、私達を出迎えてくれます。

 私が美味&面白いなと感じたのは、コンニャクの天ぷらでした。料理長の西井氏(過去にフランス料理を習得したという女性です)からの説明によると、2代目星野香栄禅尼が世俗の味を取り入れた料理をお客様にお出ししたいとの事で発案し、初代米田租栄禅尼からOKをもらった一品。こりこりとした感触はイカを彷彿させ、味付けは辛子醤油がコンニャクの衣についてます。


体験者の声

 どれも美味しくて順番を付けるのは非常に難しいのですが、中央に山葵を置いた山芋を海苔で巻いたもの、牛蒡、蒟蒻の天ぷら、もちろんインドのウサギのとろりとした食感、喉越しのよさも忘れられません。最後に出たすすり茶のお味は、初めて本物のお茶を飲んだぞ! という感じでした。お代わりが欲しかったです。

 お料理もすばらしかったのですが、お庭にある石仏がすばらしかったです。どなたも穏やかなお顔で、何気なくそこここにいらっしゃる。天然自在ありのままに存在するというのは、簡単なようで難しい。パンフレットに、2代目のご住職・星野香栄禅尼が彫られたと書かれてありましたが、お人柄がそのまま現れているのでしょうね。


体験者の声

 料理は、どれも淡泊ながらも奥深いお味。最後のすすり茶では、お茶の葉を全部いただきましたが、とてもまろやかで美味でした。

 西井さんの凛々しい語り口、背筋がピンと伸びる思いで聞き入りました。


体験者の声

 私のベスト3+1は、牛蒡の胡麻和え、にゃく天、大和芋の海苔巻き、そしてすすり茶です。最後の講釈を最初に聞いておけば、素材の味を反芻しながら食べられたのになぁ・・と少し残念。精進料理は奥が深そうですね、これから探求したいと思います。



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寺社旅研究家のほーりーが立ち上げた、宿坊研究会の編集部。日本全国300件以上の宿坊を紹介し、宿泊者の体験談も多数掲載! 全国の座禅会・写経会・精進料理などの寺社体験もレポートしています。