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温泉が身体にしみる恐山の宿坊吉祥閣(青森県むつ市)-くちコミ付き

恐山宿坊吉祥閣

基本情報

恐山(青森県むつ市)

電話  :0175-22-3825
住所  :青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
アクセス:JR大湊線「下北駅」からバスで43分「恐山」下車
駐車場 :あり
【宿坊】
一泊二食12000円

地図


ほーりー記

恐山宿坊の客室

 敷地内にはそれぞれに効能が違う4つの温泉があります。恐山の宿坊はこの温泉が何より気持ち良く、ゆったりと浸かることが出来ました(この温泉は宿泊者以外でも自由に入れます)。また宿泊する部屋は6畳の何もない個室でしたが、2003年の春には新しい宿坊が開設し、設備はホテル並みのものになるそうです(私が訪れた時には、現宿坊の隣に新しい宿坊を建設中でした)。

恐山宿坊の温泉

 恐山宿坊では宿泊者は参籠が基本ですので、朝のお勤めには参加する必要があります。また食事の時間や消灯時間(22時)も守らなければなりません。料理は精進料理で食事の前には五観の偈というものを唱え、食事を頂きます。食事の後は恐山の文字が入った箸を記念に持ち帰ることが出来ます。

 それと宿坊には空きがあれば予約無しでも宿泊できることがあるようです。私が泊まった日に泊まっていた二人組は、恐山に来て初めて宿坊があることを知り、泊まったと言っていました。また恐山と言えばイタコが有名ですが、これは夏(7月20~24日)と秋(10月9~11日)の大祭にしかいないようです。

恐山の宇曽利湖(うそりこ)

 恐山の境内には、宇曽利湖(うそりこ)という湖があります。こちらはエメラルドグリーンに輝き、とても美しい風景です。またその湖畔は地獄めぐりがあり、温泉がぼこぼこと湧いて硫黄臭が漂っています。

 こうした地獄と極楽の対比もこの恐山の神秘性が感じられ、帰りのバスを待つ時間はずっとこの風景を眺めてしまいました。


宿泊者の声

 中はとてもきれいなところで、15畳+4畳の部屋に二人で泊まりました。各部屋トイレ付き。洗面所にボウルが2つもある立派な施設。浴衣・小タオルがあります。

 3時ごろチェックインし、荷物を置いて恐山に参拝しました。恐山はよく言われているように「怖いところ」というわけではないように思います。私が行ったときはとにかく美しかった。大自然のありのままの姿にふれて、畏怖の念を抱くといったところでしょうか。

 夕食は5時半からです。みんなで五観の偈を唱え、いただきます。薬食(夕飯)は朱塗りの器に盛られ、朱のお膳に用意されていました。量も十分でそれぞれ美味しく、堪能しました。

 お風呂は宿坊内に広い浴場があります(男女別)。小さいですが露天風呂もついています。硫黄泉で気持ちよかったです。外には昔からのお風呂もありましたが、中のお風呂で満足したので利用しませんでした。お風呂の後は自由です。テレビがありませんので、日常の雑事から離れて会話を楽しんだり読書したり。

 朝は6時起床、6時半から本堂でお勤め(蓮華経)。内容としては基本的に亡くなられた方のご供養ということで、読経と焼香があります。地元の方が早々と来ておられました。それが終わるとご本尊がある地蔵堂に移り、そこでも祈祷(般若心経)がありました。祈祷のあとは、奥に入ってご本尊と恐山を開山した慈覚大師円仁の像を拝むことができました。これはお勤めに参加しないと体験できないのではないでしょうか。ご本尊は「こんなお地蔵さん見たことない」という感じ。素晴しいです。


宿泊者の声

 2人旅行で1人1部屋をお願いしたのですが、部屋の広さは15畳+4.5畳で、1部屋に10人まで泊まれるそうです。トイレ・洗面台2つ付きの部屋でした。

 温泉も今まであった3つの外湯の他に、内湯が出来ていました。消灯は10:00ですが、24時間入っても大丈夫なようです。外湯は以前と同じく石鹸類厳禁ですが、内湯にはシャンプーやボディソープが備え付けられていて、ドライヤーも有りました。浴衣・バスタオルも貸してもらえます。

 料理は大広間で全員一斉に頂きます。夜は18:00、朝はお勤め後7:30からになっていました。料理の内容は精進料理プラス地元の料理といった感じで、よくご飯を食べる僕でも結構お腹一杯になりました。お茶は各部屋にあって、ジュース類は20:00までなら外の一般拝観者用の自販で買う事が出来ます。色々あるため料金も跳ね上がり、一人12000円になっていました。ただ、普通の温泉旅館で考えても全然安い値段だと思いました。肌のすべすべ具合は外湯の方が段違いでした。


宿泊者の声

 本ページや雑誌等にて紹介されている通り、建物・お部屋等、全てがホテルの様に綺麗で快適でした。1人で泊まりましたが、部屋は広すぎる位で、4・5人で泊まっても充分だと思います。大きな窓がありますが、虫が入るので開けない様にと言われました。但し、冷暖房が完備されていますので、問題ありません。又、部屋に入って直ぐにトイレと洗面所があります。

 食事は大食堂にて宿泊者全員で戴きます。当日は宿泊者が私を含めて7名でしたので、広い食堂内では少し寂しい気がしました。食前と食後に全員で唱和をします。食事は精進料理ですが、かなり豪華で、品数・量とも充分にお腹一杯になります。但し、少し味は濃い目の様な気がします。使ったお箸は翌日の朝食でも使用しますので各自で保管し、帰りに戴くことが出来ます。又、食事の際の飲酒は出来ませんが、それ以外は自由で、館内に自販機もあります。

 私が泊まった時には、食後に希望者のみで写経をしました。尚、前日は法話だったそうです。別室にて短目の写経をし、それは翌朝のお勤めの際に祈願して戴けます。

 お風呂は外湯と内湯があります。内湯は大変広く、シャンプーやボディーソープが備わっています。タオルと浴衣は各部屋にあります。外湯は男女別及び混浴等、湯によって区別されています。24時間入れますが一般参詣の方のいない、早朝か夕方以降なら混浴でも気兼ねなく入れると思います。外湯はかなり硫黄分が濃いと思いますので、人によっては長湯は控えた方が良いと思います。でも、それにもまして湯温が高いので、長く浸かるのは厳しいかもしりません。

 因みに、僕は夜中と早朝に入ってきました。湯小屋の入り口には電灯があり、中にも1つだけ電灯があります。但し、ほんのりと明るいだけなので、夜は少し勇気がいるかもしれません。でも、湯上りに外に出ると、星が本当に綺麗でした。普段は見ることが出来ない様な小さな星まで見ることが出来、まさに夜空一面が星だらけといった感じです。そして、流れ星の多い事にもびっくりしました。なかなか、夜に外へ出る気にはなれないかもしれませんが、消灯(10時)後に外に出てみることをオススメします(境内なら足元も然程危なくないと思います)。朝は5時から内湯が使えます。総門は6時に開きますので、それ前なら外湯も良いと思います。

 朝は6時に放送があり、6時30分からお勤めになります。お勤めは薬師堂と本堂の2箇所で行います。原則全員参加ですが、難しい作法等はありません。お勤め後に朝食となります。

 全体的に非常に快適で、ホテルや旅館と同じ感覚で泊まれると思います。但し、テレビはありませんし、ラジオや携帯も使えません。でも、その分1人で静かに過ごしたり、同泊の方と互いに暇潰しに話をしたりと、いつもと違った時間の使い方が出来ると思います。

 どうしても恐山は恐いというイメージがありますが、実際はそれにもまして自然の美しい場所です。その中で、ホテル並に快適に過ごせるこの宿坊は初めての方にもオススメだと思います。


宿泊者の声

 5/2に恐山の新築宿坊に泊まってきました。宿泊料金が、12000円/1人になっていました。予約なしで行き、15畳の部屋に1人で泊まりました。全室このような大部屋のようです。他は日本全国宿坊一覧で紹介のあったとおりです。宿坊施設内の温泉にしか入りませんでしたが、なかなか良かったです。宿坊に泊まるアイデアは、宿坊研究会HPから得ました。ありがとうございます。


宿泊者の声

 平成19年8月に母と一泊しました。宿泊は参籠であるとの寺院側の方針ですが、大騒ぎしないかぎり、普通の旅館と同様に過ごせます。但し、冷蔵庫、テレビはありません。飲み物の自販機が風呂場の所にあります。朝のお勤めも母は参加しませんでしたが、特に点呼する訳でもないので不参加でも非難されたりはしません。

 食事はそれほどコストが掛かったものではありませんので、精進料理といっても期待しない方がよいです。温泉は強烈な硫黄泉です。翌日、家に帰ってきても下着等に臭いが付着して驚きました。一万二千円の宿泊料のほとんどが、宿泊設備費(建設費用)であろうと思われ、食事代は二千円相当だと思います。温泉が好きな人にはお勧めです。それ以外の人も、温泉以外何も無い所で心静かに過ごせますのでお勧めです。

 中はとてもきれいなところで、15畳+4畳の部屋に二人で泊まりました。各部屋トイレ付き。洗面所にボウルが2つもある立派な施設。浴衣・小タオルがあります。

 3時ごろチェックインし、荷物を置いて恐山に参拝しました。恐山はよく言われているように「怖いところ」というわけではないように思います。私が行ったときはとにかく美しかった。大自然のありのままの姿にふれて、畏怖の念を抱くといったところでしょうか。

 夕食は5時半からです。みんなで五観の偈を唱え、いただきます。薬食(夕飯)は朱塗りの器に盛られ、朱のお膳に用意されていました。量も十分でそれぞれ美味しく、堪能しました。

 お風呂は宿坊内に広い浴場があります(男女別)。小さいですが露天風呂もついています。硫黄泉で気持ちよかったです。外には昔からのお風呂もありましたが、中のお風呂で満足したので利用しませんでした。お風呂の後は自由です。テレビがありませんので、日常の雑事から離れて会話を楽しんだり読書したり。

 朝は6時起床、6時半から本堂でお勤め(蓮華経)。内容としては基本的に亡くなられた方のご供養ということで、読経と焼香があります。地元の方が早々と来ておられました。それが終わるとご本尊がある地蔵堂に移り、そこでも祈祷(般若心経)がありました。祈祷のあとは、奥に入ってご本尊と恐山を開山した慈覚大師円仁の像を拝むことができました。これはお勤めに参加しないと体験できないのではないでしょうか。ご本尊は「こんなお地蔵さん見たことない」という感じ。素晴しいです。


宿泊者の声

 硫黄臭いお風呂が3棟ほど山内にあって一ヵ所混浴でしたね。あとお坊さん用のが別に一つあったか。銀製品は一瞬で真っ黒になりましたね。ははは。あと、生まれて始めてごま豆腐を完食できましたよ。ということで質素ながら(そりゃそうか)ご飯はお勧めできます。一泊5000円ぐらいで朝にはご飯前に(だったと思う)勤行みたいのがありましたね。あと宿泊人担当者(典座? なんか違うか)の人は色々うるさく質問してもちゃんと答えてくれました。(旧宿坊宿泊者)


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