明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、境内に広がる常磐の森は70万平方メートルにも渡り、都心のオアシスともなっています。毎年の初詣参拝者数で日本一となっていることでも知られています。

　さすがに明治神宮です。『縁結びのお守り』には、菊と桐の紋が入っていました。

　菊紋はご存知の通り皇室の御紋ですが、昔から花の中で最も高貴とされ、「百花の王」ともされた花です。また桐は中国の古い思想で鳳凰が住むめでたい樹とされています。

　そのようにどちらも最高にめでたい植物なので、縁結びにもご利益がありそうです。ハート型のデザインも可愛い感じです。

　また上の『開運木鈴「こだま」』は、鎮座九十年記念に作られた特別授与品です。「永遠の杜」づくりを目標としてつくられた代々木の森で、風雨によって折れた木などを使用して謹製されています。

　なお、「こだま」は白木づくりの「欅」「桜」「樫」と、漆塗の「欅」があります。木によって木肌の色や音が異なり、木目もひとつひとつ違っているため、一つとして同じものはないお守りです。

　私が頂いたのは白木づくりの「欅」ですが、コロコロと渋めの心地好い音でした。

　おみくじもあります。こちらは明治天皇が詠まれた和歌が書かれています。普通のおみくじとはちょっと異なりますが、その分引くと身が引き締まる思いがしますね。

　ちょっと分かりにくいですが、社殿を向かって右側に抜けた神楽殿の側に、『古神符納所』があります。紙・木製のお守りと、ビニール・金属製のお守りを分別する形になっていました。