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月心寺(滋賀県 大谷駅)の精進料理【くちコミ付き】

月心寺

基本情報

電話  :077-524-3421
ウェブ :月心寺
住所  :滋賀県大津市大谷町27-9
アクセス:京阪京津線「大谷駅」下車、西に徒歩10分
【精進料理】10000円
(税別、サービス料 10%)
(10人以上で要予約)

特記事項

 日本画家である橋本関雪の所有した寺院、庭園および併設の別邸で、精進料理が頂けるお寺です。


地図


体験者の声

 京阪・大谷駅に全員集合したとたん、大粒の雨。その中を5分ぐらい歩いて月心寺に到着。私達は別棟に通され、雨に濡れたお庭を見ながらの会食の始まり。

 まずはじめに銘々のお膳に、胡麻豆腐、豆ご飯、赤出汁が出されました。胡麻豆腐のあまりの大きさにびっくり、味はとても美味しかったです。

 そのあとが大変、つぎからつぎと大鉢にお料理が運ばれ、あまりの量の多さと速さに、胃の方が収縮してしまい、箸を付けられない物も有りました。印象に残ったお料理は何回目かに運ばれてきたゴ-ヤの煮付けでした。月心寺でお料理に使われているお水が、名水・走井の湧き水と知り、なるほどと感じました。

 お酒は料金に含まれているとのことで大きな徳利で何本か運ばれ、料理を運んで来た人に「お好きなだけお飲み下さい」と勧められましたが、残念なことに私は一滴も飲めないので、丁重にお断りしました。

 のこった物はお持ち帰り下さいと容器を用意してくれたましたので、頂いて帰り、ホテルで夕食代わりに食べました。色々なものを持ち帰れて、一日で二度味わう事が出来ました。

 食事が終わると、村瀬庵主さんが濡れている廊下をご不自由な足にもかかわらず、別棟まで来て頂き、法話を聞かせて頂き良かったです。

 庭園を見学する時は雨もあがり、水を生かした池泉回遊式庭園で山の斜面を利用しており、百歳堂から見た上からの眺めは趣のある景色を作り出していました。帰る時、庵主さんが正装してお出かけになる所でしたので、記念に、ご一緒に写真を撮らせていただきました。


体験者の声

 月心寺は、もともと東海道筋の走井茶屋の跡を近代日本画の巨匠、橋本関雪画伯が買い取って別邸としたが、愛妻の菩提を弔うために寺院に改めたのだそうだ。そのせいかあんまりお寺という感じがしないのだが、山の斜面を利用した緑濃いお庭はとても気持ちがよい(すぐ横を国道が走っているため少々騒がしいのが玉に瑕か)。

 その庭に面して広く開け放たれた座敷での精進料理。まず、使い込んで寂びた感じの朱色のお膳に、村瀬明道尼の名高いごま豆腐が一番に運ばれてくる。朝の一時(それって朝ですか?)に起きてごまを擂るのだそうだ。法華経を(観音経だったかも・・・)3回唱えるとおおよそ45~50分でちょうどよい具合に擂れるのだそうだ。お経のじんわりと染み込んだ有り難~いゴマなんである。

 膳には杯も乗っている。温かい御酒をいただく。なめらかなゴマ豆腐にわさびをちょいとつけて、御酒をいただくのはなかなかいいもんである。そのあとは・・・ひたすら食べる、食べる、食べる。修行の気分になってきたのは私だけだろうか?

 食後、運良く庵主さまのお話を聞かせて頂く事ができた。にこやかにお話なさるが、眼が合うとそらせない力を感じた。「人は誰でも間違いなく死ぬんやから、安心しなはれ!」と言われて思わず「ハイ!」と応えてしまった。

 小野小町の百歳像を安置している小町百歳堂に行くには、なかなか急な階段を登らねばならない。明道尼の著書によると、なんでもこの小町どのは血を見るのが好きなんだそうだ。明道尼が事故で生死の境をさまようような大怪我をしたのも、百歳堂の小町に気に入られたためだとかなんとか・・・・・。何事もなく元気に過ごしてる私は小町に気に入られなかったということか。嗚呼、凡人でよかった。

 ご朱印をいただき、明道尼のサイン入り著書を購入して、お腹も心も満足して帰路についたのでありました。


体験者の声

 雨のなか、駅から歩く事5分で「逢坂の関」の地にある月心寺に着きました。主人公が庵主の料理を頂いて感動し、元気になったストーリーのNHKの朝連ドラ「ほんまもん」のモデルのお寺とのことです。

 庵の別棟に全員でコの字に座り、料理のスタートです。まず胡麻豆腐に始まり、色々な料理が押し寄せる波のように運ばれ、5~6人分が盛られた大皿から自分の採り皿(実はお椀の蓋)に採り、一口二口食べているうちに次の料理が運ばれてくる状態でした。量も多く、殆どの人がお寺で用意してくれた容器に入れて持ち帰りました。最初の胡麻豆腐と最後のお茶受けのお菓子が美味しかったです。全体的には、もう少し味わって食べたかったと思いました。

 庵には他の人々が食事をされながら、今年83歳になる庵主様のお話を聞いていました。

 料理を運んでくる人に、私どもの所にも来られるのですかとお聞きしたところ、別棟にくる廊下が滑るので来られないかもとの返事でした。が、若い頃交通事故に合われたとのことで多少不自由な感じの姿で別棟に来て頂き、薀蓄のあるお話を聞けて良かったです。

 食事と法話が終わってから、庭園と小野小町百歳像を安置した百歳堂等を見学して解散となりました。帰る時に庵主様が正装姿でおられ、一緒に写真を取られた人もおられました。

 残念な事は静寂な庵を想像していたのですが、国道・京阪電車・バイパスのそばで周りの音が騒がしくて、庵主様の法話が聞きとりにくかったことです。


体験者の声

 何よりも私の中の「精進料理」のイメージをすっかり覆されるような、圧倒的な量のお料理でした。

 中でもやはり胡麻豆腐は絶品で、香ばしい胡麻の香りともっちりした口当たりが印象的でした。そして量もとっても印象的でした・・(普通のお豆腐半丁くらいの大きさ)。まず1品目にしてかなり胃袋が満たされました。5~6人分ずつ、大皿に盛られた料理やお櫃の豆ご飯は、当然食べきれず、余ったものは、用意されていたパックに詰めて皆さん持ち帰られました。私達のところのお櫃の豆ご飯は、ラップを使っておにぎりをこしらえ、みなさんで分けて頂いて帰りました。

 野趣あふれる庭も素敵でした。が、惜しむらくはあの国道1号の騒音・・・。庵住さんの法話もしばしば聞き取りづらい状況で残念でした。食事の最中は時折雷も混じるじゃじゃ降り雨でしたが、食後に庵住さんのお話を聞き終わる頃には雨も上がり、皆さんそれぞれ庭の散策も楽しまれていたようでした。


体験者の声

 11時に月心寺に到着しました。このあたりは往時の逢坂の関で谷間になっており、人家は道沿いに1列あるかないかというところです。ここは元峠の茶屋で、大津名物「走り井餅」の「走井」が入ったところにありました。

 もう1グループ子供連れで来られていましたが、子供でもあの大量の料理が出るのでしょうか。2人で1人前ということかも知れませんが。なお予約は複数グループでも合計10名以上になるなら可、65名受け入れたこともある、お寺の関係者だが300人を入れ替え制でさばいたこともある、ということで、ネット等の記載より融通が利くようです。真夏はお休みだそうです。

 最後の抹茶とお菓子までで2時間ぐらい、庵主さんの話を聞き庭園散策をして2時過ぎに熱い日差しの中お寺を辞しました。


体験者の声

 月心寺は京都と滋賀の県境、国道1号線沿いなので、車の往来が激しい、喧しい。電車もがんがん通る。建物と庭が渋いだけにとても惜しい。京阪大谷駅に全員集合した途端に豪雨となり、約500mの道のりをずぶ濡れで歩く。雨に濡れた庭もしっとりとしていいんだけど、とにもかくにも「かまびしい」。

 料理はがんがん! 出される。胡麻豆腐、赤だし、冬瓜とじゅんさいの吸い物以外は大皿、大鉢でがんがん出てくる。それを5名くらいで取り分け、順に料理をまわしていくのだが、物凄い量なので、途中から拷問になってきた。当然何処かで皿・鉢が止まる。逆に回ってしまう場合もあり、食べてない料理も幾つかあったような。持ち帰ることを前提に盛っているようだ。最後にパックとサランラップが出てきた。

 旅先でなければおみやげに持って帰ったのだが、熱燗もでかい花瓶のような徳利でじゃんじゃん持ってくる(できれば冷酒か常温でいただきたいが‥‥) 。味わうという感覚ではなく、取ったものは全て食べないと‥‥と黙々と口に運でたような。豪雨と騒音の中、食べ通しました。

 でも村瀬庵主様のご尊顔を拝し、お話も聞けてよかったです。どんなお話か、ちょっとここには書けません‥‥。正装の庵主様の写真も撮れたのは、光栄の至りでございます。


体験者の声

 京阪京津線の小さな駅、大谷駅から徒歩五分程くらいでしょうか? 国道一号線沿いにあります、月心寺に行ってまいりました。ちょうど二ヶ月前の4/10に目の前を自転車で通りましたが、あ、走井と書いてると思ったぐらいでした。見るのと入るのとでは大違い。中は立派なお庭で山の崖? を目一杯に利用した視覚で楽しむちょっと珍しいものでした。

 さてお料理ですが…精進料理と申しますと大抵思いつくのが、量が少ない箱弁当だと思います。しかしここ月心寺のお料理はそんな思いを覆してくれました。

 味が絶品なのはさることながら、その数と量の多いこと、更に出てくる料理のタイミングの速さ。食べ放題にでも来たかのごとくでした。中でも庵主様特製のゴマ豆腐が美味しかったです。とにかく食べて食べて食べて飲んで食べてでした。

 残ったおかずやご飯は、ラップにて持ち帰りということに。食事終了後、雨の中ではありましたが庵主様のお話、寺院内見学とあり、その後は石山寺を参詣しました。庵主様のお話の中で、「人は必ず死ぬから安心しなはれ!」というフレーズに共鳴いたしました。また訪れたいと思います。


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