日の出の名所として有名な『夫婦岩』の前に建つ神社です。夫婦岩は沖合700ｍに沈む御神体『興玉神石（おきたましんせき）』の鳥居の役割を果たし、縁結びに御利益があります。また二見浦は倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)の御鎮座の地を求めて訪れた際、あまりの美しさに二度も振り返ったといわれるほどの素晴らしい景色です。

　『夫婦岩の縁結びお守り』は形は普通の巾着型ですが、図案に名物の夫婦岩が描かれています。しかも二体一組で岩がそれぞれ片方ずつあり、並べてくっつけると夫婦岩になる仕組みです。

　すでに恋人がいる方は片方ずつ（男性が白・女性が赤）持つと良いですし、まだ相手のいない方は片方だけ持ってもう片方は神棚などに祀っておくと良いでしょう。

　また、二見興玉神社で売り出し中とも言えるのが、上の『夫婦岩守』です。こちらは杉の板に夫婦岩を透かし彫りし、その間を本物の夫婦岩に張られていた注連縄（年三回、張り替えられています）から作ったわらでつないでいます。

　そして岩の上には、岩の間から登った太陽と月を現す真珠が付いています。絆のお守りとして、家族や友達、そして神様との絆を取り持ってくれるご利益があります。

　二見興玉神社で夫婦岩以外で有名なのが蛙です。この『かえるのお守り』もありました。

　かえるは祭神の猿田彦大神のお使いと言われていて、無事「かえる」・失せ物「かえる」などの言葉にかけられ、旅行安全や探し物が見つかる（商売繁盛・財運隆昌）などにご利益ありとされています。こちらはお財布などに入れておくと良いそうです。

　また、別バージョンとして、『おたまじゃくしのお守り』もありました。カエルはカエルでも「若返る」ということで、いつまでも若くいたい方にお勧めです。

　ちょっとデザインが子供っぽすぎる気もしますし（このお守りが似合う人は、そもそも若返りが必要な年齢までいってなさそうな……）、でもそこが良いような絶妙なラインという気もします。

　おみくじは蛙の口の中にあり、『蛙みくじ』と名前が付いています。

　が、引いてみるとおみくじ自体には蛙がいませんでした。私の引いたおみくじには招き猫が入っていました。

　ただし入っている縁起物の中には「無事かえる」がラインナップされているようです。こちらが出ると、ご利益２倍増し（？）かもしれません。

　絵馬掛けにもたくさんの絵馬が奉納されていましたが、図柄はこれまた『夫婦岩の絵馬』です。やはり夫婦円満や縁結びなどを願う方が多いようです。

　他には『御清め砂』というものもありました。古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしでした。それだけに清めの力が強い神社です。

　この御清め砂は、家の四隅と中央（または玄関）に撒くと良いそうです。家の運気が気になる方は、こちらを頂くのも良いと思います。