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深川不動堂(東京都 門前仲町駅)の写経会・写仏会・阿字観【くちコミ付き】

深川不動堂

基本情報

深川不動堂(東京都江東区)

電話  :03-3641-8288
ウェブ :深川不動堂
住所  :東京都江東区富岡1-17-13
アクセス:東京メトロ東西線「門前仲町駅」下車、1番出口から徒歩2分
【写経大会】参加費3000円
【写経】2000円
【写仏】2000円
【阿字観】1000円

特記事項

 内仏殿2階の写経道場で、写経と写仏が毎日午前9時~午後2時まで随時体験できます。また毎月1日の12時30分より写経大会が(法話・法要があります)、毎月28日の13時30分より写仏会が行われています。

 また弘法大師が伝えた密教の瞑想法である、阿字観の体験も行われています。初心者の方でも安心してご参加くださいとのことです。


地図


ほーりー記

深川不動堂の写経・写仏室

 写仏できる仏様は、不動明王と大日如来があります。ワタシは不動明王を写すことにしました。受付を済ませると2階の専用室に通され、お坊さんの説明を聞きながら写仏の準備に入ります。

 まずは三礼。真言を唱えて両膝を伏して五体投地。次に塗香を左手の薬指の付け根に乗せて、身体中に塗りこみます(「作法次第」によると、一番最初が塗香になっていましたが)。ちなみに薬指に乗せるのは、五行(地水火風空)の水に当たる指だからとのこと。水の力で身体を清めているのだそうです。

 その後、開経偈や般若心経、不動明王真言を唱えます。そしていよいよ写仏。写仏は小筆と墨汁を使い、お手本の上に透かし紙を乗せてなぞる形式です。

深川不動堂の写仏お手本

 写仏の注意点としては、白毫(仏様の額にある丸ぽち。実はものすごく長い毛。不動明王にはありません)や、目は最後に描くこととのこと。その他はなるべく外側から(不動明王だと火炎光背から)描いていく方が良いとのお話でした。

 線の入れ方は写仏の描き方のコツをまとめたシートがあり、そちらで見ることができます。鉄線描や琴弦線など、いろいろと線の描き方があるようですが、そこまで考えると大変そうなのでやめました。とりあえず心の赴くままに、楽しみながらエイヤエイヤと。線が太くなったりかすれたり、なかなか上手くは描けませんでしたが、気持ちよく無心で写仏することができました。

 そして写仏が終わると、最後に願意や名前、日付を脇に書き入れます。法界定印を組んで呼吸を整え、部屋の前に安置されたお不動様の前に写仏用紙を納めて終了です。

 写仏が終わると、本堂で行われている護摩祈祷にも参列しました。実はここは私が東京では最もかっこいいと思っているお護摩で、昔『きもちいい! 仏教』という本の制作に参加したときにも、この護摩を特集させて頂いたほどです。

 東京大空襲後の移築ですが、元は江戸時代末期に建てられた歴史ある本堂で、ほら貝を吹き、大太鼓をがんがん叩く光景は、まさにお寺のロックステージ! 胸に直接叩き込まれるような音の塊と、般若心経のボーカルに、思わず陶酔していきそうでした。


体験者の声

 写仏は納経所で受付をしました。道場では用具がすべて整えられていて、筆は新品。墨汁もお坊様がそれぞれに注いでくださり、実は、後片付けも不要。自分で準備も片付けもやらないで良いというのはなんだか変な感じでした。道場の造りは、掘りごたつのようになっていて足が下にのばせます。ありがたや。

 一連の作法を伺い、写仏開始。実は午前中に別のお寺で聞いた法話で、写経のことがお話しにありました。だいたいやり始めの人は、「うまく書きたい、良く思われたい、上手といわれたい」等、外の評価にばかり頭がいってしまう。でも書いていくうちに、フッとなにも考えなく、ただ書いている瞬間があって、それが意識が自分に向かっているときです・・・というものでした。無心の瞬間・・・

 で、やってみるとなんと雑念のうるさいことか(汗)

 朝話を聞いただろーが、と自分にツッコミを入れながら、下を向き続けるが故の首の痛いのと戦いながら、よれよれの線に愕然としながら、自分との対話を続けたひと時でした。

 描き終わったあとはものすごくエネルギーを消耗した感じが・・・。心が雑念に支配された瞬間、見事に線はぶざまに乱れました。文字を書く写経より、写仏はよりはっきり自己の心の状態を見ることができる気がします。

 下絵をなぞるので、日ごろ絵を描かない人でも大丈夫です。そして、自分が実際描いてみると、いかに国宝級の絵画がすごい物なのか、が痛感できます。写仏、いかがでしょうか。道場の壁には、中島千波画伯や有名女子プロレスラーの方の写経が額装で掛けられていました。


体験者の声

 初めて参拝した深川不動、歴史と護摩の煙で黒々とした本堂は重厚感たっぷり。威厳を放っていました。しかしお堂の脇から奥へ抜けると、突然真新しいぴかぴかな建物につながっていてびっくり。その冷暖房完備、エレベーター付き、じゅうたんが敷き詰められた至れり尽くせりの会館の一室が、写経場になっていました。

 窓がなく暗めの照明で、両側の壁に沿って長机が取り付けられており、壁に向かって座って写経・写仏する配置になっています。部屋の一番奥にはお不動様の像がご鎮座。一人一人のスペースに蛍光灯と座布団が配置されていて、床は畳でなくじゅうたん、机の下は掘りごたつ式に脚を下ろせます。思っていた以上に現代風で、快適な設備です。すでに机には人数分の写仏一式セットが用意されていて、硯にも墨が入っていました。

 若いお坊様に作法と描き方の説明を受けて、取り掛かりました。といってもすぐに描き始めるわけではなくて、塗香を手に付け、お不動像に向かって三拝し、般若心経を読んでから。色々儀式があるのですね。

 下敷きの上にお手本となる不動明王の仏画を敷き、その上に半紙を重ねて文鎮を乗せて、下の絵を写し取ります。眼を最後に描く以外はどこから写してもいいそうです。

 筆を持つのは中学生以来、持つ手がどうしても震えてしまいます。筆を真っ直ぐ持って上から描くのですが、震えがおさまらず、線がぐねぐね。鉛筆を持つように手を紙につけて描いてみても、やはりだめ。仕方ないので筆を持つ右の腕を左手で押さえて、なんとか震えないようにして描きました。変な描き方です。それでも思い通りに線をなぞれず、悪戦苦闘しました。

 が、なかなか上手く描けないためにかえって本気になってしまい、すっかり周囲のことも忘れて、夢中でかじりついてしまいました。描いている間はとても集中していたと思います。煩悩がよぎるというより、煩悩の固まり!? 他の事を考える余裕がないくらい、筆と格闘することだけに頭を使っていました。皆様も一言も話さず、ずっと真剣に写していました。

 だいたい1時間半で完成。願い事と日付・名前を書いた時は、達成感ありました。その後座禅をして、般若心経を読むという手順の後、仏様の前に奉納して終了。出来上がった画はなぜか最初に描いた箇所と最後の箇所とで、筆遣いに違いが見られなかったです・・・。描きながら上達してなかったようです。

 皆様描き終わり、やっと周囲に飾られた写経の額を見る余裕ができました。すると私達が来る前から写経をしていた男性の名前が、300回奉納記念の額のところにありました! 確かにその時も2枚書いていたようです。すごい方もいらっしゃるものです。

 帰りに写経・写仏スタンプカードをいただきましたが、100までスタンプが押せるようになっていて、ここまで辿り着けない~~と思いました・・・。


体験者の声

 今まで写経の経験はありましたが、写仏は初めてでした。私はお不動さまを描いたのですが、火炎や波など周りのパーツに関しては、「躍動感があっていいにちがいない!」とザクザク描きました。しかし、出来栄えを気にして描いている時点で、すでに表層に囚われているじゃないか!  ・・・と描き終わってから気づきました。

 終わってから気づくなんて全部台無しな気がしますが、スタンプカード? をもらったので、機会があれば今度こそ無心で描けるようにチャレンジしたいです。


体験者の声

 深川不動堂の本堂と新しくて立派な内佛殿を拝観し、その後写仏初体験です。

 はじめのうちは筆がなかなかうまく扱えず、太くなったり細くなったり、かすれたりと苦労しましたが、なんとかお顔はきれいに描けました。深川不動堂では、写経や写仏をするとスタンプカード式の会員証を作ってくれ、たくさんたまると表彰してくださるのだそう。こういうものがあると、なんとなくスタンプを貯めたくなってしまいました。


体験者の声

 深川不動堂の本堂と新しくて立派な内佛殿を拝観し、その後写仏初体験です。

 参拝を済ました後、本日のメイン写仏の会場に移動をしました。僧侶に作法を聞いてから、写仏を始めました。写仏は不動明王でした。

 まったく絵心の無い私。始めるまではドキドキしましたが、半紙の下に下絵があり、なぞる形だったので迷うこと無く写仏することが出来ました。ン十年ぶりの筆と墨、初めは筆を持つ手がプルプルしましたが、段々と慣れてきました。


体験者の声

 写仏を体験しました。ひたすら見本を上からなぞる事に終始致しました。でも写経とはまた違った面白みがありました。終了後は住所と名前の書いてあるポイントカードを頂きました。



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