木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）が祀られています。この神様は大山祇神（おおやまづみのかみ）の娘で、際だつ美しさの美女神です。天孫瓊々杵尊（ににぎのみこと）の皇后となりましたが懐妊の際に貞節を疑われ、「御子が国つ神の御子であるなら産むときに不幸が起きましょう。天つ神の御子であれば幸せがおとずれましょう」と戸の無い産屋に火を放ち、出産にのぞみました。そして３人の皇子が無事に生まれ、その身の潔白を示しています。

　火の放たれた産屋とは富士山（火山）であると言われ、 富士山信仰の浅間神社ではこの木花開耶姫命を主祭神としています。美しさと女性の心の強さを示した木花開耶姫は、縁結びや安産の神として信仰されています。

　東海の日光とも言われる社殿群があり、一つ一つの彫刻がとても美しかったです。境内は広いので、それらを一つ一つ見ているだけでも楽しくて時間が経ってしまいます。

　そしてこちらに祀られている木花開耶姫命ですが、こちらは安産・子授け・夫婦円満のご利益があると書かれていました。

　また、同じ大拝殿の前に、神戸神社の案内も置かれていました。こちらのご祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）で、出雲大社の神様である大国主命の別名です。縁結びのご利益で知られているので、恋愛成就したい方はお願いすると良いと思います。