妻が貴船神の急の使いでいなくなってしまった大蛇が、石を枕にして大声で泣き続け、八雲社の神様の力で竜神となって女蛇の元へ向かうことができたというお話が伝わる神社です。

　その石は『蛇の枕石(夜泣き石)』と呼ばれ、恋愛成就の石として信仰されるようになりました。現在は神殿の左側手前、八雲社の側にあります。

　また社殿には『竹内宿禰に抱かれたまふ応神天皇』の絵が飾られていますが、神社の御神徳としては安産・子安成長などがあります。安産祈願は毎日行われており、予約なども必要ありません。

　神前結婚式も受け付けており、8000坪の静寂で緑豊かな杜に囲まれた神殿の中で厳粛な結婚式を行うことができます。新郎新婦や参列者に清めのお祓いをする修祓の儀、二人の新しい門出を祝う祝詞を上げて神様のご加護をお願いする祝詞奏上、三三九度で御神酒をくみ交わす新郎新婦三献の儀、玉串を神様に奉る玉串奉奠など、伝統に則った結婚式が執り行われます。また結婚式中には豊前神楽奏上がありますが、「豊前神楽」とは古来より豊前地方に伝わる神楽で、笛・太鼓と共に奏上する祈念詞にて神慮を頂けるようお願います。

　挙式料は5万円からの初穂料になっており、新郎・新婦以外の親族は各18名ずつ参列できます。また新郎・新婦二人だけの結婚式も受け付けられています。