参拝者が季節の移り変わりを感じられるようにと月々に応じた季節のものを採り入れ、毎月神職・巫女が特別に奉製した『月授与品』があります。

　一月は「鬼やらい御幣」、二月は「節分授与品」、三月は「お花雛」、四月は「桜花まつり御幣」、五月は「菖蒲湯祭」、六月は「初刈り神事」、七月は「七夕願い笹」、八月は「夏越茅」、九月は「重陽菊」、十月は「初稲穂」、十一月は「御神鉾」、十二月は「神迎え御幣」と、月代わりで授与されており、毎月1日の午前零時に行われる『ついたち参り』から切り替わって授与されます。

　他に「ついたち参り」では、祈祷を受けられた方には月ごとの「月参り御幣カード」が授与され、五円玉（ご縁玉）も授けられます。

　また1月中旬に行われる「玉替祭」は、信仰深い正直者が宮地嶽の山中で道に迷い途方にくれていた時、モマ（ふくろう）に導かれて金の玉を得、この玉をお祀りしたところ、商売が成功したという故事から始まったお祭りです。縁起物や豪華景品が当たる『モマ玉』を求めてたくさんの人で賑わいます。この玉を多くの人と替えることで福徳が増すともいわれています。