お寺にいこう（宮澤やすみ）

　最近、お寺を積極的な遊びの場として捉える論調が、高まってきています。この本はまさにそうした時流を掴まえて作られた書籍です。

　坐禅、写経、お茶、精進料理、宿坊、仏像、散歩、イベント。本書はこのようなテーマを扱い、著者が実際に訪れた体験記を綴っています。

　お寺は楽しい！　それはこのサイトに興味を持たれた方なら、異論のないことと思います。そしてお寺には様々な楽しみ方がある。それを教えてくれる本です。

　特別な目新しさはありませんが、本書は実にのびのびと、その楽しさを語ってくれています。今週の週末にはどこに行こうかなと、そんな気分で開くと、ワクワクが頭いっぱいに拡がります。

　楽しいことを探しに行こう。そんな魅力が本書にはあります。『お寺に行こう』はまさにそうした夢が描かれている本なのです。