最上稲荷顕妙閣(岡山県岡山市)の宿坊・精進料理【くちコミ付き】
最上稲荷顕妙閣
電話 :086-287-3706(代)(受付時間9:00~16:30) ウェブ :最上稲荷顕妙閣 住所 :岡山県岡山市北区高松稲荷712 アクセス:・JR「岡山駅」から中鉄バスで30分、「稲荷山」下車、徒歩15分 ・JR吉備線「備中高松駅」下車、タクシーで5分 駐車場 :15台駐車可能 時間帯 :チェックイン16時~。チェックアウト9時30分。 収容 :客室5室。最大28名。 定休日 :毎週水曜日 |
【宿坊】 一泊二食12100円(税込) 【精進料理】 |
日本三大稲荷の一つ、最上稲荷の宿坊です。インターネットでの予約は7日前までで、それ以降は電話での予約が必要です。また宿泊だけでなく、お昼に会席料理や精進料理を頂くことも出来ます。
稲荷ですがここはお寺で、正式名称を「最上稲荷山妙教寺」といいます。明治の神仏分離令の際に特別に神仏習合の祭祀形態が許されたため、鳥居や注連縄があり、本殿も神社建築という変わったお寺になっています。
宿坊は最上稲荷の仁王門から歩いて2分くらいのところにある鉄筋の建物です。私が通された客室は10畳の和室で、窓側に椅子を並べたバルコニーもついていました。テレビ、空調あり。浴衣、タオル、歯ブラシは用意されています。
また3階の客室のあるフロアの奥には真観という部屋があり、最上稲荷と同じ最上位経王大菩薩、八大龍王尊、三面大黒尊天が祀られています。こちらは自由にお参りすることができました。
食事は1階の別室に案内されて頂きました。夕食は懐石弁当にご飯、お吸い物が付き、特に精進料理ということはありませんでしたが、美味しかったです。カニ、椎茸、なす、ししとう、はもの梅肉和え、しそ、ミョウガの天ぷら、おさしみ、焼き魚、豚の角煮、きゅうりの酢の物などで、ご飯はお代わりでき、ボリュームもたっぷりでした。
お風呂は4~5人くらいが一度に入れる広さです。シャワーは3つでシャンプー、ボディーソープがありました。また洗面所にはドライヤーもあります。
朝は6時から最上稲荷の本殿でお勤めです。最上稲荷は神仏習合のお寺ですので、本殿の前には総重量約1.5トンの大注連縄が張られています。そして中に入ると薄暗いお堂に拍子木の高い音が響き、白い衣を着たお坊さんが7人、南無妙法蓮華経を唱えながら入堂してきました。そして内陣に入り、木鉦を叩きながらお経を唱えます。
途中でさらに2名のお坊さんが入ってきて大太鼓を叩き、お堂がビリビリ震える中でお題目が唱えられたり、東日本大震災の復興や、お申し込みされた方の祈願が唱えられたりなどして、約30分ほどの荘厳な朝勤でした。
宿坊に戻って少しすると朝食です。ご飯、味噌汁、納豆、胡麻豆腐、焼き魚、ひじき、昆布、こんにゃく、高野豆腐、カニカマサラダ、梅干し、味のり、大根おろしといった和食メニューでした。また、食後のアイスコーヒーも付いてきました。
全体的には一日をのんびり過ごせる宿坊ですが、最上稲荷自体に見るものが多く、また山の中に入っていくと八畳岩や、さらに健脚な方は奥の院、龍泉寺などまで散策でき、一日中でもじっくりお寺巡りを楽しむことが可能です。岡山駅からだとバスの本数がそれほど多くないので注意が必要ですが、宿の方も親切ですし、最上稲荷で祈願をされる方もじっくり散策したい方も、拠点にできる宿坊なのではと思います。
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