正伝寺の境内にある宿坊で、『TEMPLEHOTELSHODEN-JI』という名前が付いています。こちらの特徴は24時間完全無人化で、静かにお寺で時間を過ごすことができます。

　２階建てで客室は各階に一部屋ずつあり、独立して２組が泊まることも、人数が多ければ一等貸しも可能です。

　また写経やお守り作りなどの仏教体験も、用意されています。

　山手線の浜松町駅と田町駅の中間辺りにあるお寺です。境内の一画に近代的な宿坊があります。こちらはまだ宿泊していませんが、オープニングの記者発表会に参加（＆宿坊研究家として登壇）してきました。

　宿坊は二階建てで、それぞれの階に客室、ベッド、キッチン、トイレ、お風呂（二階はシャワールーム）があります。内装はとても綺麗で、快適に過ごせそうです。

　こちらは一階の客室です。

　二階の客室はこのようになっています。

　それぞれの部屋はご覧の通り、それほどお寺らしさはありませんでしたが、宿坊を手がけたシェアウイング社の方と、「これから仏像を安置したり、仏教関連の本を置くのも良さそうですね」などと話していました。

　また、こちらの特徴の一つは、完全無人化であることです。入り口はオートロックで、宿泊時の問い合わせは遠隔対応で行われます。海外の方の宿泊も見込まれているため、多言語での対応も用意されています。

　記者発表会では、今回のために作られたアバターならぬ『尼ター』も登場しました。このキャラクターが表情豊かに動きながら、お寺の御由緒説明や、宿泊時の質問などに答えて頂けます。

　ご住職のお話を伺うと、宿泊者と接することや仏教体験を行っていくことにはとても積極的なようでした。檀家さんへの対応などもあるため、通常の宿泊対応は無人ですが、正伝寺に宿泊された方には、写経やお守り作りなども用意されています。

　まだまだスタート時点の情報なので、これからどんどん進化していくと思いますが、東京都心部での宿坊は珍しいですので、ご興味ある方は一度泊まられてみてはいかがでしょうか？