難波にある神社です。八坂神社（こちらでは、八阪神社と書きます）ですので、疫病除けや病気平癒がもともとのご利益ですが、高さ十二メートル、奥行き七メートル、幅七メートルという、ど迫力の獅子殿が有名で、大きな口が勝利を呼び、邪気を飲み、勝運や商運を招くと評判です。

　お守りの種類は少ししかなかったのですが、なぜかやたらとおみくじが充実している神社でした。

　まずは商売繁盛の『おまねきさんのおみくじ』。招き猫のお守りと一緒におみくじが入っているのですが、なんと太っ腹なのかなんなのか、最初から２つもおみくじが入っています。

　うーん、おみくじは心を込めて一回だけ引くものという常識を根底からくつがえすという、かなり斬新なおみくじです。さすが、商売繁盛。ちなみに私が引いたおみくじは、中吉と末吉でした。

　招き猫のほうは、白や黒など色違いがあります。そして一緒についているハートのプレートには「好っきゃねん！　難波八阪神社」と書かれてたり。キャッチコピーは「幸運を結び悪運を縛る」。いろんな意味で好きになれそうなおみくじです。

　縁結びのおみくじもありました。『花みくじ』というおみくじです。こちらには「花みくじ」と「恋結び縁結び守」が入っています。

　花みくじは、その名の通り、自分を象徴する花が書かれています。私の場合はぼたんでした。花言葉は「王者の風格」だそうです。本当か？

　またこのおみくじは表面は日本語、裏面は英語で書かれています。英語が得意な方は、挑戦してみましょう。私は中吉でしたが英語だと「Very Good」でした。

　恋結び縁結び守の方は、四葉のクローバー型のお守りです。が、裏面に難波八阪神社の獅子殿がプリントされているのが素敵過ぎます。

　その他にもだるまさんや天狗のおみくじとか、スサちゃん（難波八大神社の祭神、素盞嗚尊）のストラップおみくじとか、他にもいろいろあったのですが紹介しきれません。

　ただどれも楽しいものばかりで、どのおみくじを引こうか迷う神社です。

　ちなみに上の写真が、うわさの獅子殿。でか、でか過ぎるよ。子供が歩いて近づいて行ったときは、食われるかと思った。

　それにしてもなんばとか道頓堀って、蟹とかふぐとかでかいものがたくさんありますが、神社までが巨大化するんですね。

　一応、この獅子殿は写真で見たことあったのですが、難波八阪神社のものということはすっかり忘れてました。

　神社があるな～とたまたまふらっと立ち寄った時に、この巨大獅子がいきなり目に飛び込んできたので、普通にのけぞっちゃいましたよ。やられた。

　さらに追記ですが、この獅子の目はライトになっており、鼻はスピーカーなのだそうです。あと、お正月や夏祭りには口の中の舞台で雅楽演奏や獅子舞なども行われるとか。見たい。絶対見たい。