車折神社は「約束を違えないこと」を守護する神社です。このため商売においては売掛回収が滞りなく進む商売繁盛の神として、また恋愛・結婚においてはあなたに金運をもたらす方との良縁をもたらす縁結びの神として、信仰されています。

　そして車折神社のお守りには、『祈念神石』という特別な霊力を持つとされる石が入っています。この石が商売繁盛や縁結びなどの願いを叶えてくれます。またお願い事は基本的にはいくつしても良いのですが、目先にどうしても叶えたい事がある場合には神石１個につき３つまでにされた方が念（スピリチュアルマインド）が強くなるとのことです。また、祈念神石は袋から出すと霊力が無くなるので、出してはいけません。

　この祈念神石で願いが叶った方は、自宅や海・川・山などで石を１つ拾い、その石（祈念神石とは別の石です）にお礼を書いて納める習いがあります。感謝の言葉が書かれた石は、本殿前にたくさん積み上げられています。

　また近代日本画の巨匠・富岡鉄斎が明治21～26年まで車折神社の宮司を任めたことから、その作品も百点以上も伝わっています。この富岡鉄斎原画による絵馬などもあります。