安来清水寺(島根県安来市)の座禅会・写経会【くちコミ付き】
安来清水寺
電話 :0854-22-2151 ウェブ :安来清水寺 住所 :島根県安来市清水町528 アクセス:JR山陰本線「安来駅」または「米子駅」からバスで「清水」下車 駐車場 :あり |
【座禅】 1000円
【写経】 1000円 |
希望により座禅や写経の指導をして頂く事ができます。指導可能な時間は朝6時から7時30分の間(朝の勤行の後)、9時から12時、13時から16時までです。
写経は延命十句観音経と観音様の写仏を併せたもので、念々写経と呼ばれています。所要時間は約30分ですが、始めての方は1時間でご予定下さいとのことです。
なお、境内には宿泊や精進料理を頂くことなどができる、紅葉館や松琴館もあります。
安来清水寺はとても大きなお寺です。安来駅からは2時間に一本くらいしかバスがないため、お参りに行かれる方はしっかりと時間を確認した方が良いでしょう。ただ境内に幾つか大きな駐車場があるので、基本的には自家用車やレンタカーなどでいった方が便利です。
座禅や写経は一週間前までに、ウェブサイトから予約が必要です。ただ一人からでも受け付けられているので、とても参加しやすいです。
私は境内にある宿坊の紅葉館さんに宿泊し、翌朝の座禅をお願いしました。お坊さんの予定などで早朝のお勤め後に行われることもあるようですが、私の場合は10時開始でした。
安来清水寺の坐禅体験
10分前に本堂にある受付でお金をお支払いし、隣にある護摩堂へと向かいます。こちらにはお堂の前に坐禅の坐り方を説明した案内看板がありました。
そしてお堂に上がると、正面に不動明王が安置されていました。どっしりと坐して剣と縄を持ち、ぎろりとにらみを利かせています。これから坐禅をする上で、心が引き締められるような強さと厳しさを感じます。
お不動さんに手を合わせたり、壁にかかっている絵などを見ながら待っていると、指導役のお坊さんが来られて坐禅の説明がありました。坐り方は両足をももに乗せる結跏趺坐と、右足だけを乗せる半跏趺坐と、どちらでも良いとのことでした。
私は体が固いので、半跏趺坐でチャレンジです。坐蒲の前半分に腰を下ろして足を組み、両ひざとお尻の3点で体を支えます。手のひらを重ねて親指を軽く触れさせて卵型を作り、へその下あたりに持ってきます。身体を前後左右に揺らして重心を取り、姿勢を正して背筋を伸ばします。
それからいよいよ坐禅開始です。こちらでは鼻から吸って口で吐き、呼吸を100まで数える数息観を教えられました。
他のお寺では10まで数えて1に戻ることが多いのですが、こちらは100だったので途中で何回目か分からなくなってばかりでした。ただ100まで到達することが目的ではないでしょうし、分からなくなってもいいやと思える分、集中しやすかったような気がします。
そして警策は合掌すると、叩いて頂くことができました。お坊さんが前に来たら一礼し、身体を前に屈めて左側の肩甲骨下辺りを3回叩かれます。私の場合は途中で護摩堂にお参りに来られた方がお賽銭を入れる音がして集中力が切れた感じがしたので、警策を受けて気持ちを切り替えました。
坐禅をしていた時間は35分ほど。途中で組んでいた手が下がってきたり、卵型が崩れたり、背筋が曲がってくるなどするたびに指導を受けながら、どうにか坐りきることができました。
最後は目は半眼のままで足を伸ばし、首や肩を回して体をほぐし、最後に手を擦り合わせて熱くなったところでまぶたに当てながら、ゆっくりと目を開いて光に慣らしていきます。
自然豊かなお寺で空気もひんやりと気持ちが良かったですし、足はしびれていましたが、気持ちがすっきりと落ち着きました。
お坊さんも予約受付時から当日の坐禅指導まで丁寧で、初心者出も安心して参加出来そうです。宿坊に泊まられる方はもちろん、日帰りでお参りに来られた方も、せっかくなら時間を取って坐禅や写経を行ってみると良いと思います。
境内の入り口に駐車場がありました。またこちらの他にも裏手側に、もっと大きな駐車場もあります。よほど大きな行事などがある日でなければ、車を停めるのに困ることはないのではと思います。
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