大善院(おてらハウス)(京都市 四条駅)の精進料理・お寺カフェ【くちコミ付き】
大善院
電話 :090-9707-6191 ウェブ :大善院 住所 :京都府京都市下京区新開町397-9 アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車、徒歩7分 時間帯 :11:30~15:00 定休日 :月曜日 |
精進カフェ |

お寺に併設して、「おてらハウス」というコミュニティスペースがあります。こちらでは毎週水・木・金・土曜日(祝日も営業)に精進カフェ和香が営業されています。
メニューは野菜たっぷりのランチで、精進おまかせ定食(1200円/ドリンク付き1500円)や、精進弁当(お持ち帰りのみで30分以上前に要予約 600円)、オーガニックコーヒー、オーガニック紅茶、ほうじ茶(それぞれ500円)などです。
精進おまかせ定食は、ご飯とお味噌汁に四種の季節のおばんざいが付いています。
また2Fは貸ギャラリーとなっており、イベントなども行われています。


私がちょうどお寺の近くに宿泊していた時、 住職から「今日、お寺バーやってるよ」というメッセージがフェイスブックに送られてきたので、突撃してきました。なのでイベント自体は途中参加、お酒を一杯飲んだだけですが、とっても楽しかったです。
お寺は四条駅から徒歩圏内。佛光寺という大きなお寺の側にあります。玄関をくぐると一階がカウンターのあるカフェ風の作りで、お寺関連の本が並んでいたり、変わった置物があったりと、ちょっとアーティスティックなスペースです。
こちらの佐々木住職は、とてもアグレッシブな方です。そもそもこのお寺ハウスを作ったのも、お寺は何もしないとお参りに来る方が固定されがちなので、普段お寺に来ない方にも足を運んで頂ける場所にしたかったとのこと。
また月刊住職という雑誌でイラストエッセイを書かれていたり、仏教漫画の本を作ったりと、執筆活動も精力的です。ほーりーも月刊住職で連載をしていたので、同じ雑誌に名前が載るご縁でつながりました。
そしてそんな住職がいるためか、このお寺バーにも伝統工芸に携わっている方や街づくり活動をされている方など、面白い人が集まっています。
お寺バーは一人の講師が最初に講演して、終わった後にみんなでお酒を飲む会です。私が行った時は講師の話が終わっていたのが残念でしたが、10人くらいの方が銘々にお酒を飲んだり、話を楽しんでいました。
さらに奥には、寺宝のツチノコと河童の手のミイラがありました。妖怪の企画展を行った時は、京極夏彦さんも来られたとのこと。「となりの人間国宝」認定証が飾られていたり、中を見ているだけでも話題には事欠きません。
ちょっと変わったお寺のコミュニティスペース。一人で出かけても、溶け込んで行ける場所ですよ。
そして次はお昼に精進ランチも、頂いてみたいです。

後日、精進料理のランチにも訪れました。私が行ったときのメニューは、雑穀入りごはん、ごぼうのポタージュ、しそだんご、かぼちゃのいとこ煮、春雨ときのこの炒めもの、ウーパーツァイ(白才の浅漬け)、冷奴(なめたけのせ)でした。
この中でも特に印象に残ったのはしそだんごです。しそを揚げて団子状に固めたもので、サクサクとした食感の中にしその風味が広がって、ちょっと珍しい味でした。
またごぼうのポタージュは、どろっと舌にからみつくような濃厚さで、自然の恵みが感じられます。ピリ辛のウーパーツァイとご飯に乗った辛みのある味噌は、思わず箸が進む味です。かぼちゃはホクホクしていましたし、冷奴はなめたけと共に柚子の香りがふわっと漂ってきました。
そして店内にはスローテンポの曲が流れて窓からは庭も見え、優雅な気分が味わえます。お茶を頂きながらほっと一息ついて、お寺での時間を満喫することができました。
あなたの寺社体験談を大募集!
「人生を変える寺社巡り」を推進する宿坊研究会では、少しでも多くの方にお寺や神社に足を運んで頂くため、宿坊や座禅・写経・精進料理などの体験レポートを募集しています。お知らせ頂いた内容は、宿坊研究会にて紹介させて頂きますので、よろしければメールフォームよりご投稿ください。京都府近郊の寺社体験一覧

京都の宿坊 , 奈良の宿坊 ,高野山の宿坊 ,有馬温泉の宿坊








宿坊研究会のイベント情報リンク



