西本願寺(京都市下京区)の見どころ
西本願寺
電話 :075-371-5181 ウェブ :西本願寺 住所 :京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町 アクセス:JR・近鉄「京都駅」下車、市バス9番、28番、75番(西賀茂車庫行など)に乗車、「西本願寺前」下車 駐車場 :あり |
浄土真宗本願寺派の本山で、正式には本願寺という名前ですが、西本願寺やお西さんと呼ばれて親しまれています。国宝の御影堂(ごえいどう)と阿弥陀堂を中心に、多くの建築物が国宝・重要文化財に指定されています。
西本願寺の貴重な建築物
西本願寺の見どころは何と言っても、御影堂と阿弥陀堂(ともに国宝)です。堂々とした木造建築物が二棟並んで建っているので、歴史の重みが強く感じられました。
特に雲一つなかった日にお参りした時は、スカイブルーと屋根瓦に木造の柱が調和して、日本建築の美しさが引き出されたようです。何度もお参りしているお寺ですが、こんな風に天気によってもいろいろな顔を見せてくれます。
そしてこちらでは、毎朝6時に晨朝(お勤め)が行われています。誰でも参拝できますが、早起きして行ったときは、仏様空間にお経が響き渡って心が穏やかになりました。また日中も中に入ってお参りできるので、時間があればしばらく座って手を合わせてみるのもおすすめです。
西本願寺には貴重な建築物がたくさんありますが、その中でも見た目が派手で美しいけど、ちょっと離れているので気が付かずに通り過ぎてしまいがちなのが唐門です。
境内を出て南側の角を曲がって築地塀沿いに歩くと、突如として細やかな彫刻がたくさん施された色鮮やかな門が現れます。
桃山時代の豪華な装飾彫刻で、時間を忘れて見入ってしまうため、「日暮門」とも呼ばれています。獅子や麒麟、孔雀などのおめでたい霊獣などがたくさん彫られているので、こちらも忘れずにぜひ立ち寄ってみてください。
お坊さんによる境内案内とイベント
西本願寺では『お西さんを知ろう!』という境内ツアーが毎日行われています。こちらは10時、11時30分、13時45分、15時30分と1日に4回あり、約30分のコースに予約不要で参加することができます。
お寺の歴史や建築の説明などがお坊さんからお話しされましたが、面白かったのは御影堂や阿弥陀堂の廊下にあった埋め木です。こちらは木材の補強や修復を行う際に当てた木片ですが、動物や野菜などを象って大工さんの遊び心が現れていました。
こうしたものもお坊さんに教えて頂けなかったら、気が付かずに通り過ぎてしまいそうです。私は富士山や鷹、なすびと言った初夢トリオ(だと思う)や、ひょうたん、鹿などを見つけました。
そしてこのツアーに参加すると、最後に西本願寺の見どころが載った『024(おにし)カード』が頂けます。全部で24種類あるとのことですが、私が頂いたのは阿弥陀堂門でした。
他にも毎月16日は浄土真宗の開祖・親鸞聖人の月命日で、様々なイベントが行われています。門前にはいちろく市が開かれていました(コロナ禍によって中止となったようですが、ウェブサイトを見ると再開に向けて対応を検討しているとのことです)。
境内の全景
ついでにこれはお坊さんから取材を受けた時に、西本願寺の道路を挟んだビルの中から撮影した写真です。なかなか見られない角度だと思うので、せっかくなので紹介します。
こうして見ると、門と建物の配置がよく分かりますね!
宿坊研究会のイベント情報リンク
1/25(土) だるま寺と地蔵院特別公開コン(京都)
2/2(日) 節分の上野散策コン(東京)
2/11(火・祝) 正慶寺でお坊さんとの婚活コン(東京)