温泉に入れる日光東照宮の宿泊施設、晃陽苑(栃木県日光市)
日光東照宮 晃陽苑
電話 :0288-53-1150 ウェブ :日光東照宮 晃陽苑 予約 :じゃらんで予約 住所 :栃木県日光市瀬尾 1640-14 アクセス:JR日光線「日光駅」から送迎あり。約10分 駐車場 :あり 時間帯 :チェックイン14時~18時。チェックアウト10時。 |
素泊まり9928円~ 1泊夕食付14108円~ 一泊二食14850円~ (消費税込み) |
日光東照宮直営の旅館です。一般拝観では見られない場所にも案内して頂くことができる「東照宮参拝宿泊プラン」などがあります。
館内には自家源泉の『福徳の湯』があり、アルカリ単純温泉で肌がすべすべになる美肌の湯です。内風呂・露天風呂・源泉かけ流しの野天風呂があります。
日光東照宮が施設を所持し、株式会社フォレストが運営している宿泊施設です。昔は研修所として東照宮直営での運営でしたが、現在は委託した形になっています(と、東武日光駅からの送迎車でスタッフさんからお聞きしました)。
なお、最初に注意事項ですが、私はじゃらんから予約しました。その時に東照宮の拝観券付きプランがあったのですが、宿泊料+拝観料より高くなっていました。混雑時には並ばなくて済むメリットがありそうですが、特別な理由がなければ拝観券は東照宮で買った方が安くてすみます。
自然豊かな環境に囲まれた晃陽苑
晃陽苑は日光駅から東照宮とは逆に、東側に向かった先にあります。駅からだと車で10分ほどの距離ですが、東京ドーム2つ半分(4万坪)もある広大な敷地に建っています。そのほとんどが雑木林になっており、自然豊かな環境です。こちらで育った山野草なども料理に使われることがあるようです。
館内は神社らしさが全面に押し出されているわけではありませんが、入り口に樹齢700年の御神木が祀られていました。その他にも国宝の唐門を描いた絵画が掛けられていたり、東照宮にまつわる書籍コーナーがあったりと、随所に日光東照宮との関係が見つかります。
1階ロビーは広々とした造りです。フロントとお土産スペースがあり、無料のコーヒーサービスもありました。
客室は2階で、もともと研修施設であったためか、エレベーターはありません。3階に客室はないのでそれほど不便はありませんが、バリアフリーが必要な方は注意した方が良いでしょう。
客室は10畳和室(洋室タイプもあります)で、他にクローゼットがついた玄関、トイレとユニットバス、洗面所があります。
室内にはテレビ、金庫、冷蔵庫があり、タオル、バスタオル、歯ブラシ、髭剃りも用意されていました。浴衣は一階にあり、特大、大中小の4種類から好きな大きさを選べます。またお菓子とお茶(ティーバッグ)。水と湯沸かしポットもありました。なお、Wi-Fiも用意されています。
また床の間には、日光東照宮に祀られている徳川家康の御遺訓が書かれた軸がかけられていました。
人生は重荷を背負った旅のごとしという言葉から始まる人生訓ですが、思わず日常を振り返り背筋の延びるメッセージです。
源泉100%の美肌温泉・福徳の湯
晃陽苑で楽しみにしたいのは、やはり温泉です。アルカリ性単純温泉でph値が9もあるため不要な角質を取ってくれ、肌がつるつるになります。
入浴時間は夜は12時まで、そして朝は5~9時に入ることができます。そんなわけで夕食前に一度入りましたが、翌朝は早起きして5時ちょうどに飛び込みました。
この時間はまだ他に誰もいなかったので、大浴場を独り占めでき、ものすごく贅沢な時間でした。浴槽は日光杉で作られた内風呂と、秋田県の十和田石(マイナスイオンが出るそうです)を使用している露天風呂、さらに陶器で作られた野天風呂もありました。
私が宿泊したのは8月でしたが、陶器のお風呂(ここだけは源泉かけ流し)はかなり温めになっていました。このためずっと入っていることができ、誰も来なかったこともあり一時間くらいぼーっと浸かってしまいました。
鳥の声や水のせせらぎが響いて心地良く、じんわりと温まっていきます。早朝から良い汗が流れて、身体も軽くなったように感じました。
和食を中心にした、おいしい夕食&朝食
夕食は創作会席膳で、メニューは玉子豆腐、胡瓜の土佐酢、前菜三種(蓮根揚げ、鴨肉、鱧)、お刺身、鱸(すずき)の酒盗焼き、煮物(里芋、お麩、冬瓜、えび)、陶板焼き、鶏肉の香草蒸し、ご飯、味噌汁、漬物、抹茶プリンです。
メインの陶板焼きは牛肉に味噌を乗せて頂きますが、お肉の味がギュッと凝縮されていました。また香草焼きは終盤に出てきましたが、和食中心の中でちょっと味が変わり、お腹いっぱいになってきたなと思いながらも、するっと食べられました。
なお、お酒は地元・栃木の地酒が多く用意され、その他にビールから、焼酎、ワイン、チューハイ、ソフトドリンクなど、各種取り揃えられていました(ちなみに館内にはビールの自販機もあります)
そして最後は抹茶プリンで締められましたが、渋みのある甘さが絶妙で、これまたおいしかったです。
朝食はヘルシーな和食膳ですが、ご飯、海苔の味噌汁、たまり漬、梅干し、焼き鮭、湯豆腐、刺身こんにゃく、温泉卵、煮物、ひじき、ポテトサラダ、明太子、海苔の佃煮、納豆、味のり、ヨーグルトでした。
ご飯と一緒に食べられるおかずが豊富だったので、早起きして温泉にじっくり入っていたこともあり、思わずたくさん食べてしまいました。
ということで、、、
宿坊研究家としては、神社要素がもっとたくさんあったらという気はしますが、それはこちらの客層とは異なるということでしょう。
ただ日光は観光地ということもあり、他にもいろんな旅館やペンションがあります。しかし奥日光まで行かないと源泉かけ流しの温泉に入れるところは多くないので、温泉目当てであれば、おススメできるお宿です。
以前見た時は、東照宮の特別参拝プランもあった気がするので、そうしたものがあるならそちらに参加できるなら、すごく良い機会になりそうです。
日光東照宮ゆかりの晃陽苑に宿泊しました。東武日光駅より無料送迎を予約し、東照宮とは反対方向に15分程のところ、広い敷地にあるお宿でした。
落ち着いた和室の部屋の窓からお庭と池が見え、また広さを感じられます。料理は会席風で有名な日光の湯葉も美味しかったです。
福徳の湯は地下1500mより湧き出る自家源泉でアルカリ単純温泉、肌の角質をとりすべすべになる泉質と言われています。内風呂には、特別記念物「日光杉並木」の枯損木を使用した杉並木風呂があり、木のぬくもりにリラックスできます。
広々とした空間に、ゆったりと過ごせるお宿だと思います。
あなたの寺社体験談を大募集!
「人生を変える寺社巡り」を推進する宿坊研究会では、少しでも多くの方にお寺や神社に足を運んで頂くため、宿坊や座禅・写経・精進料理などの体験レポートを募集しています。お知らせ頂いた内容は、宿坊研究会にて紹介させて頂きますので、よろしければメールフォームよりご投稿ください。栃木県近郊の寺社体験一覧
関東の宿坊御岳山の宿坊 , 大山の宿坊
栃木県の座禅・阿字観
栃木県の写経・写仏
関東の精進料理
関東の寺修行・修験道体験
全国の滝行・水行・禊体験
全国の神道・巫女体験
関東の人生相談
全国の寺社カフェ・バー