待乳山(まつちやま)聖天(東京・浅草)、生駒聖天(奈良)と共に、日本三大聖天の一つです。『聖天』とは『大聖歓喜天』の略で、像の頭を持つ夫婦の姿をしており、その男女が抱き合うストレートな表現から、縁結びや夫婦和合、子授けの御利益があると云われています。江戸時代中期に建てられた本殿は左甚五郎の作品など華麗な彫刻が壁面を飾り、本尊の御正躰錫杖頭（みしょうたいしゃくじょうがしら）、重層の三破風(はふ)を組み合わせた貴惣門とともに、重文に指定されています。

　妻沼聖天は街中で縁結びを推していました。門前には本殿が国宝指定された幟がはためいていましたが、「聖天さまと縁むすびのまち」と書かれていました。

　そして参道沿いの食事処も、縁結びメニューが用意されています。また縁結び通りもあり、お店が並んでいました。

　境内に入ると国宝の本殿が建っています。こちらはきらびやかで様々な彫刻が彫られていて、ずっと見ていても飽きません。私がお参りした時は、結婚式が行われていました。