大覚寺(京都市 嵯峨嵐山駅)の写経会【くちコミ付き】
大覚寺
電話 :075-871-0071 ウェブ :大覚寺 住所 :京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 アクセス:・JR「京都駅」から市バス「大覚寺」下車、徒歩2分 ・JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約17分 駐車場 :30台駐車可能 |
【羯諦写経】500円
【般若心経写経】1000円 【愛染写経】2000円 |
嵯峨天皇の般若心経が心経殿に伝えられている、京都でも有数の写経道場です。拝観者は9時~16時30分まで、随時写経を行うことが出来ます。また毎月1日(1月1日は除く)・11日・21日の10時と13時の2回に渡り、写経道場にて写経法会が行われています。
写経・写仏は本堂(五大堂)で毎日9~15時30分に受け付けられています。写経用紙は3種類あり、般若心経を短くした羯諦写経(般若心経の最後の一文だけの写経)、スタンダードな般若心経、そして良縁を祈願するちょっと豪華な愛染写経から選べました。また、写仏は不動明王、虚空蔵菩薩(2種類)、文殊菩薩(2種類)、普賢菩薩(2種類)の全部で7種類あります。
写経や写仏を希望される方は本堂にある受け付けで随時申し出、お金をお支払いしたら用紙を受け取ります。そして並んでいる机(椅子席)に座り、あとは各自で写経します。私はスタンダードな般若心経の写経でお願いしましたが、お経の文字が薄く印刷された用紙を筆ペンで上からなぞる形式でした。
大覚寺は疫病の蔓延に心を痛めた嵯峨天皇が、弘法大師空海の進めにより写経した紺地金泥の写経用紙があり、今も心経殿に納められています。こちらは60年に一度開封され、次回は平成30年に行われるそうです。そしてこのような歴史から、大覚寺は『般若心経の本山』という看板も入り口に掲げられています。五大堂の東側には嵯峨天皇が中秋の名月に舟を浮かべた大沢池が広がり、写経中は(10月だったので)秋の虫や鳥の鳴き声が気持ち良く耳に入ってきました。
しばらくゆったりとした気持ちでお経の文字を書き写し、1時間くらいで写経終了です。般若心経を写し終えたら最後に願い事を書き入れ、お線香の煙で清めて仏様の前にお納めします。奉納した写経は翌日の朝、法要で祈願して頂けるとのことでした。
なお、こちらは取材で訪れたため、写経についてお坊さんからいろいろお話を伺うことができました。
実はまだできたばかりという『愛染写経』は、本堂に祀られている愛染明王(縁結びにご利益のある仏様)に祈願する写経用紙です。この愛染写経は大覚寺で写経することはもちろん、時間のない方が家に帰って写経できるようにお持ち帰りのセットにもなっています。思いっ切り女性を意識したデザインで、ピンクの包みに花柄の筆ペンとお香が入っています。
中に入っている写経方法の説明を読むと、お香を焚いてから写経用紙を広げて合掌し、最初に印刷されている愛染明王を写仏します。そしてその後に心を込めて般若心経を写経します。写経が終わったら合掌してお願い事が叶うようにと念じ、書写した般若心経をお唱えするようにとのことでした。なお、この写経は包みがそのまま封筒になっているため、願い事を書いて大覚寺に郵送すると、通常と同じく祈願して頂けます。
短時間でも写経を体験できる『羯諦(ぎゃーてー)写経』は、こんな感じです。
その他、毎月、1、11、21日の10時と13時には、写経法会が開かれています。この時間に行くと法要に参列してから写経することができ、法話もお話し頂けます。ただし人気のため満席になることもあるらしく、希望される方は少し早目に行った方が良さそうです。
また大覚寺では心経会員も募集されていますが、こちらは写経奉納巻数に応じた功徳証と副賞の進呈や、拝観料の免除、写経法会の日にはうどんが接待されるなど多くの特典があります。大覚寺で繰り返し写経される方にはかなりお得な制度ですので、お近くの方などは検討されてみても良いと思います。
ちなみに御影堂には、『一字一願般若心経』もありました。
こちらは般若心経を一人一文字ずつ順番に書いていく超簡易写経で、般若心経の文字と共にお願い事と名前を筆ペンで書きます。時間がない方はこちらもおすすめです。
大覚寺の本堂にあたる五大堂が写経道場になっていました。五大堂のすぐ東は大沢池で、池に張り出す舞台(縁)から眺めることができます。写経受付けはお堂の裏手にあり、ここで用紙をいただき筆ペンをお借りします。
私は初めてだったので、若いお坊さんから簡単な説明を受けました。まず塗香を手のひらに塗り、香りをかいで身を清めること、それから願い事を先に書いてから、その願いを心に念じながら書いてくださいということでした。一番最後に書くと思っていたので少し驚きました。
道場に入ると、不動明王を中心に五大明王がずらりと並んでおられます。それに向かい合うかたちでテーブルが置かれており、すでに7~8名の老若男女が静かに筆を走らせていました。用紙は薄墨で書いてある上をなぞるだけでしたが、あとでパンフレットを見たら、初級・中級・上級用とあるようで、私のはきっと初級用だったのでしょうね。
途中、年配の女性が、ご自宅で書いてきたものでしょうか、何枚かの写経を一枚ずつ丁寧にお香の煙にかざして、手を合わせ「有難うございました、有難うございました」と何度も何度も繰り返していたのが印象的でした。私も書き終えると、お香の煙にかざして普回向を唱えてお納めしました。
大覚寺は、500円の拝観料を払ってまず拝観します。拝観ルートのちょうど真ん中あたりが写経場になっています。女性の係の方に1000円払って用紙をいただきます。そして、テーブルについて写経開始。こちらは筆ペンです。
私は普通の般若心経を写経しましたが、2行程度の短いものもあって、時間のない方やお子さんが写経なさるようです。こちらも終わったらお供えして、お堂をあとにし、拝観のつづきをします。
こちらは観光客が多いところなので多少騒がしいのと、売店を兼ねているので係の方の声が聞こえたりしますが、そういうので気が散る私はまだまだ未熟者です。ただお手本を写しているだけなのに、次々と邪念が浮かんできたり、集中力が途切れたり、また集中したり、自分の心の中がいろいろ動いていくさまが興味深かったです。
私も写経をしてきましたが、何の気兼ねもなく落ち着いてできました。
拝観順路の途中の部屋が写経場で、売店で紙を買って、机の前に座って、書いて、仏前に供えて、「ありがとうございました」と言って、帰る、だけです。筆は備え付けだし、下に敷いた手本を透かしてなぞればよいので難しくもありません。
お寺のHPには「写経の作法」なんていうのも書いてあるようですが、誰も監視している訳ではないのでその辺は適当で良いと思います。私は何もやってません。個人的意見ですが、仏教は自分の心の問題なので「作法」などにとらわれず、無心に書くことに意味があるでしょうね。
その意味では「写経会」よりは、個人的にふらっと行って一人でゆっくり書くのがいいかも知れません。団体行動だと周りの人の進行状況が気になりますからね。
大覚寺は写経を目的に来る人は少ないようで、紅葉シーズンにもかかわらず、書いていたのは私一人だけでした。
大覚寺の写経に行ってきました。朝早めに行ったらすいていました。受付で「写経をしたい」と言うと、渡された用紙が一巻千円のものでした。これって初級? 中級? 結構文字数が多かったです。
嵐山の駅から大覚寺まで歩いていきました。少し遠かったです。帰りは大覚寺の前からバスに乗りました。バス、結構本数が多いようです。嵐山のレンタサイクルを借りて来られてい る方も見かけました。
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