山岳信仰の寺社としては珍しく女性の参拝が認められていたため、江戸時代には多くの参拝者で賑わい、「東国女人高野山」とも呼ばれたお寺です。秩父十三仏霊場の一つにも指定されています。大陽寺というお寺の名前も昔は「袋養寺」と書かれていました。この袋とは身篭った女性を表し、授かった子供を養う寺とされました。境内にある『子宝石』も、座ると子宝に恵まれると言われています。

　秩父の山の中にあるお寺です。江戸時代にはものすごい賑わいを見せていたとのことですが、今は周囲5kmにお寺の方以外の人が住んでいないという秘境寺となっています。

　しかしさすがに女性から篤い信仰を受けていただけあり、境内には子宝石がありました。これだけの山の中にあるお寺ですから、霊地としてのエネルギーを授かりたい方は、頑張って行ってみても良いかもしれません。

　なお、ここは宿坊にもなっていますので、お寺に泊まることができます。