ご祭神は武蔵国の守護神である大國魂大神（おおくにたまのおおかみ）で、この神様は国土を開拓した大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）と同一神とされています。大国主は島根の出雲大社に住まい、10月（神在月）に日本中の神様を集めて縁結びの会議を開くと云われる、縁結びの神様です。大國魂大神もこの性格を受け継ぎ、縁結びに御利益ありとされています。

　また参道沿いにある宮之咩神社（みやのめじんじゃ）は、天鈿女命（あめのうづめのみこと）をご祭神とし、安産祈願のご利益があります。源頼朝の妻・政子が安産を祈願したとも伝えられ、安産祈願の際には願いを託した絵馬を奉納し、願いがかなうとお礼に底の抜けたひしゃくを納める風習があります。

　神前結婚式も行われています。神前に捧げる玉串奉奠や古式ゆかしく酌み交わされる三三九度など、伝統に則った結婚式が執り行われます。予算の目安は60人の参列で190万円です。また夕暮れ時にかがり火を焚いて演出する、かがり火挙式もあります。

　引越しをして府中市に住むようになったこともあり、大國魂神社にはしょっちゅうお参りに来るようになりました。ご祭神は武蔵国の守護神である大國魂大神（おおくにたまのおおかみ）ですが、こちらは縁結びにご利益ある大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）と同一神とされています。

　参道から拝殿までが一直線で、歩くたびにすがすがしい気持ちになる神域です。お参りに行くと、よく神前結婚式も行われています。

　また境内にある宮之咩神社（みやのめじんじゃ）には、安産祈願で奉納された底に穴をあけたひしゃくがたくさんありました。

　ご祭神は天鈿女命（あめのうずめのみこと）ですが、この神様は天照大神（あまてらすおおみかみ）が天の岩戸に隠れた際に岩戸の前で楽しげな舞を踊った芸能の神様として有名です。

　この踊りに興味を引かれた天照大神が顔をのぞかせたところで力自慢の神様が戸を開け、地上に太陽の光が降り注いだと神話で語られています。

　その後、この天鈿女命は猿田彦命（さるたひこのみこと）と結婚したことから縁結びのご利益が伝えられる神社も多いですが、こちらでは特に安産にご利益があるようです。

　また大國魂神社は都内でも屈指の歴史を誇ることもあり、とにかくお祭りや神事が多くあります。一番有名なのはなんといっても、くらやみ祭でしょうか。

　毎年ゴールデンウイークの頃に行われますが、日の落ちた府中の街を８基の神輿や大太鼓が渡御する様子は圧巻です。

　くらやみ祭の大太鼓。がんがん打ち鳴らして、大迫力です。

　くらやみ祭の神輿。こちらも大勢で盛り上がっています。

　また、別の日（６月）には参道では剣術の演武奉納や流鏑馬も行われていました。流鏑馬では私の知り合いが射手で出場し、十発十中で全て的に当てていて大興奮しました。

　こちらの剣術の演武奉納されていた方も私の知り合いです。二連撃で竿を切り飛ばしていました。

　イザナギ、イザナミの夫婦神が出てくる神楽も行われていました。

　それとこの大國魂神社のすぐ隣には府中市役所があります。私が結婚した時、こちらに婚姻届を出しました。そしてその日に大國魂神社で家内安全のご祈祷も受けてきました。

　普段は入れない拝殿に上がらせて頂き、神主さんに祈祷をして頂きました。心がすっと静かな気持ちになれる、厳粛なお参りでしたよ。

　祈祷は特に予約など必要なく、毎日受け付けられています。ただし大國魂神社のサイトを見ると、「神社行事等で長時間お待ちいただくこともございます。電話にて問い合せいただければ、あまりお待ちにならない時間をご案内できます」とのことです。