高野山真言宗本山布教師の浅田慈照さん（尼僧）が開かれた、女性限定(女性を含むグループは男性 OK)の宿泊施設です。一般民家の一戸建てで、個室の寝室は２つ(最大人数４人まで)です。菜食の夕食を頂くこともできます。

　バスタオル・フェイスタオル・ヘアドライヤー・シャンプー・リンス・ボディソープ・ ハンガー・アイロン・洗濯機・ガス式衣類乾燥機などのアメニティや設備は整っています。またWi-Fiも使用可能です。

　自転車は鍵のかかる庭での保管や室内持ち込みも可能で、和歌山県の<サイクリストに優しい宿 >に認定されています。

　そのほか、坐禅瞑想会や菜食料理コース、様々な講習会なども行われています。予約は電話やメールで受け付けられています。

　振り返らず、立ち止まらず、懸命に走る性格です。この性格が幸いしたことも多いです。多くの方と出会いを頂き、知り合いになれたり。

　けれど、見なくても良いものを見ることにもなりました。今、お釈迦さまが生きておられたら、何をなさっているかな？そう思うことがあります。弘法さまはどんな職業に就いておられるだろうか？そんなことも思います。

　まだまだ高野山も、人々も、信仰で動いていた昭和59年、出家しました。その時々、良かれと思う自分の気持ちに寄り添って、お人のために道を歩き、師僧の行って来た日々の瞑想を、師僧と同じようにボツボツ歩きました。

　時代が平成から新しい時代に変わります。私の世界も、加速して変わっています。私自身の頂いたお役目で、どこかの時点で、高野山や宗団が信仰中心の世界のまま踏みとどまれるように働けたか？　おこがましいので、もう少し小さな質問に代えて、まだ間に合うか？　考えるともなく、忘れることもなく、常に仏法が弘まることを願っています。微力なので、ほのかな光を大事にしていくしか、ないのですが。

　まだ往生際が悪く、〈いま ここ 私〉= 一人称単数現在 = 即身を第一に坐禅会頑張っています。

　カルチャースクールへも、行くようになりました。ヨガのようなスペースではなく、こじんまりした椅子教室です。これも女性限定ですが、私が女性なのですから、身体構造の同じモノ同士で。ネーミングを「ピールオフ peel off」と名付けました。

　最近流行りのマニキュアがアイデアです。キツイ薬剤で落とすのではなく、お湯に浸けて、ペロリと剥がす物が出来たそうです。

　釈尊が「心配(苦)を手ばなす」法則を知り、その方法が瞑想ですが、煩悩を滅する只管打坐(煩悩を刮げる)よりも、セロテープを剥ぐイメージが真言禅に近いので。

　マインドフルネスのように、一般化しないですが、未来を思い悩んだり、過去を振り返って反省するより、ピールオフ。自分の中身(仏性)を見て安心して一歩踏み出せると良いなと思っています。