安楽寺は北潟湖の湖畔にある古刹で、庫裡を改装した1日1組限定の宿坊があります。

　食事の提供はありませんが、持ち込みや外食の他に、精進料理作り体験を行うことができます。地元あわら産の食材を使用した体に優しい精進料理を作り、客殿の広い部屋でいただくことができます。

　また早朝には勤行があり、参加することができます。その他にも体験として、仏活ワークショップ（写経・仏画切り絵）や精進スイーツ教室もあります。

　近くにはあわら温泉があり、車ですぐ行ける場所には日帰り温泉施設があります。

　こちらにはまだ宿泊していませんが、住職と一緒にオンライン内覧会を行い、宿坊の内部を拝見させて頂きました（このためZoomのキャプチャーなので、下の画像は粗くなっています）。

　お話をして頂いたのは、杉本成範住職です。もともと住職になる前からお会いしていましたが、檀家さんの少ない安楽寺を継ぐことを決められ、そこから宿坊開設に目標を定めて動かれるなど、熱い情熱を持たれたお坊さんです。

　そしてオンライン内覧会で見せて頂いたのが、こちらの客室です。二間続きの和室で風情があります。住職は華道もされていて、部屋には花が生けてありました。

　また宿坊を開く前にいろんなホテルや旅館を巡って研究する中で、寝具が良くないと満足度が低くなると考えられ、マットレスにはこだわられたそうです。

　そして本堂には金剛力士像が安置されています。こちらは吽形だけですが、仁王門ではなく本堂にあるのは珍しく、お参りされる方も驚かれるそうです。

　なお、住職はコーヒーが好きとのことで、宿坊にも福井県のこだわりコーヒーがたくさん用意されていました。仏教体験も種類が多く、とても楽しそうな宿坊ですよ。