坐摩（いかすり）神社と読みます。神功皇后が安産祈願をしたと伝わる古社です。神功皇后は美人で名高い女神であり、また戦の最中に身籠もったため、お腹に石を当てて出産を遅らせるなど、勇ましい（ある意味無茶な）神話も残っています。そうした力ある神様が安産祈願をした神社のため、安産守護として今も信仰されています。

　また神前結婚式も行われており、式場の拝殿には最大60名まで参列可能で、親族から友人まで多くの方に祝福して頂くことができます。

　大通りから一本はずれているためか、境内は静かでひっそりとしています。

　入り口の看板以外は、特に安産を特別にアピールするものは見受けられませんでしたが、それだけに遠方から人が来るというよりは、しっかりと地域に根ざして信仰されている印象を受けました。

　また、奥に行くと陶器神社があります。陶器製の灯篭や由緒書きなど、他ではなかなか見られないものがあり、面白かったです。